印度ヒマラヤは崖っぷち

非人情的、破壊的、創造的。又崇高、峻嶮。

友人の犯罪を蒙ってしまう

2013-01-19 23:20:10 | drama review
昨日の相棒の前に14時から事件13と言うのがあった。北大路欣也さんが弁護士で、秋野暢子さんが被告に離婚を申し出ている妻というシチュエーションであった。このストーリーがレイモンド・チャンドラーのギムレットには早すぎると類似していた。俳句や川柳でも類想類句はとても嫌がられている。ストーリーが類似といっても全部が一緒ではないのですが。

つまりは友人の犯罪(妻または愛人の殺人)を蒙ってしまうのである。
逮捕さ荒れてしまった。友人は妻死亡の後も平気で暮らしている。
先ずフィリップ・マーロウのほう。テリー・レノックスの妻が殺されて、レノックスは旅立つ。マーロウは容疑者を逃がす手助けをした罪で逮捕される。マーロウに遺書を残していた。レノックスは自殺ということでマーロウは釈放される。闇に葬られた事件の全容とは。

事件13の方。副題に「熟年離婚殺人夫が愛人を殺した?妻が書いた離婚届が真相を暴く!」
被告人は愛人を殺人した罪で逮捕され裁判にかけられる。愛人は友人の愛人で、殺人者は友人。友人の妻が癌で死亡したのちに自首するからということで、状況から逮捕されてしまった。友人は妻の病死のあとも自首せず、仕事を続けている。被告は無実にも、黙秘を続けている。友情を信じている。

友情の為に友人の妻または愛人の猿害という犯罪の為に逮捕されてしまう。後で釈放される。そういう所が似ている。類想してしまう。犯人が友人だったことも。後の処理が日本的に泪をながして、逡巡するところ。被告は頑固でしたけど、友人が心が変わりました。ギムレットの方は整形してメキシコで暮らしている友人とは、マーロウはともに杯を交わすことを頑として拒む。というところが違うけど。風土の違いか。ハードボイルドか。でもどちらも男の強さと渋さはかっこよくありましたけど。

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