ひまわりダイアリー

病気の事、松本山雅の事、日々の徒然日記

北アルプス・涸沢  ~一日目~

2011-09-15 00:00:00 | 山歩き

自宅発(4:17)~道の駅「風穴の里」・朝食(5:10~6:04)~沢渡駐車場(6:23~6:36)

~上高地バスターミナル(7:08~7:28)~明神・トイレ休憩(8:28~8:40)~徳沢・トイレ休憩(9:34~10:02)

~横尾・トイレ休憩(11:04~11:10)~本谷橋・昼食(12:19~12:43)~涸沢ヒュッテ着(14:42)


朝3時起床。
起き抜けにカーテンを少しだけ開けて、空を眺める。
うんうん
予報通り、天気は良さそう

夫の遅い夏休みを利用して、涸沢登山をする事にした。

道の駅「風穴の里」で朝食を摂った。
この時季、いつもなら長袖シャツでも寒いくらいなのに、今年はあまり寒さを感じなかった。
それに駐車している車は少な目。
週末は混むんだろうな。

沢渡の駐車場へ着き、支度を済ませ、停留所で切符を買ったところへバス到着。
何とタイミングの良い事。
これは良い歩きになりそうな予感‘大’


バスターミナルから頂上をほんのり覗かせている焼岳を撮る。
ここで、登山者カードを記入。
トイレを済ませ、入念に準備体操。
いざ出発


7時半過ぎくらい、河童橋には既に観光客がちらほら。
写真は河童橋の上から撮った穂高連峰。


それと、焼岳。


途中、明神岳を左手に眺めながらテクテク。
明神には8時30頃の着。
ここでトイレ休憩をし、行動食を少しだけ口に入れる。




徳沢に9時半頃到着。
ここでは小腹が空いたので、夫はおにぎり、私はパンを頬張る。




川が綺麗な事


11時過ぎ、横尾に到着。
ここまではほぼ平坦な道。
硬い底の登山靴だと、股関節の弱い私には負担が大きいみたいで、
どうしても痛みが出てしまう。
これからは段々登りになるから痛みもなくなってくるはず。
登りは辛いが股関節には有難い・複雑


横尾大橋。




お昼過ぎに本谷橋に到着。
ここで大休止。
多くの登山者が既にお昼を食べていた。
川の音を聴きながら、真っ青な空を眺めながら、
本谷橋を登山者が通るたびにゆらゆら揺れる様子を眺めながら、おにぎりにパクつく。
揺れるのを気にしないで、スタスタと通る登山者、おっかなびっくりゆっくりゆっくり歩く登山者。
観てて飽きない。
自分だって同じように観られてるんだろうな。



さ~いよいよここから急登。
股関節の痛みはすっかり消えていた「ほっ。」


僅かに秋色に染まり始めた木の向こうに、少しだけ雪渓が見え始めた。


登山者はそれぞれ歩くペース、休む間隔が違うので、
同じメンバーと何度も抜きつ抜かれつしながら、
声を掛け合ったりしながら汗を拭き拭き、
見え始めた穂高連峰に心躍らせながらゆっくりゆっくり足を運ばせた。

涸沢ヒュッテまで後ほんの数メートルは急な石段がある。
ヘトヘトになっている私は1段1段休み休み、やっとこ2時半過ぎ、到着

泊まりの手続きを済ませ、部屋に荷物を置いたら早速テラスへ。


当たり前のように涸沢ヒュッテ自慢のおでんとビールにお酒を注文。
かんぱ~い
穂高連峰を眺めてのお酒とおでん。
これを楽しみに登ってくると言っても過言じゃないよ




遠くに大天井岳。


物資を運んできたヘリコプター。


皆で手を振ったら、去り際に手を振ってくれた。
かっこいいお姿~~~
映画「岳」を彷彿させるよ。


涸沢へ来るのはこれで3度目。
でも、こんなに登山客が少ないのは初めて

週末は予約客を受け付けないほど混むらしいから、
紅葉には少し早かったけれど、それよりもあまり混まずにゆったりした時間を
山の上で過ごせるのは何より嬉しいかも。


遠くに涸沢小屋とテント場。
夜になると、このテントから漏れる灯りが蛍のようで綺麗

時々おしゃべりをしたり、それぞれ景色にうっとりしたと、唯々、ぼ~~~と過ごす。
奥穂高岳の伏流水での煎れ立てコーヒーもサイコーに美味しかった。

夕食の5時にスタッフが部屋に呼びに来てくれるので、
それより30分ほど前に部屋へ戻った。


たまたま他に登山者がいなかったので、その空きにと慌てて撮った
(ちぃとわけ分からん写真になっちゃった)

今回は2階の5人部屋に4人でお泊り。
混んでいる時は1枚の布団に2~3人てのもあるらしいから、その事を考えたらありがたや~である。

小さな小窓から大天井岳が観える、なかなか良い部屋
このところ良いお天気だったから、干しておいてくれたんだね、きっと。
布団はふかふか。
じっぽりと湿ったせんべい布団って事も普通にあるから、
今回はいろんな意味でラッキー。


山の食事とは思えない豪華な食事でしょ~。
至れり尽くせり・感謝

中学の学生登山では中央アルプスに登ったのだが、
生徒一人ひとり自分の分のお米やらジャガイモやら人参などを持っていった。
小屋の人がそれでカレーライスを作ってくれるんだけど、
お米は芯があるし、ジャガイモはゴジゴジしているし…。
そんな時代のそんな山登りの事を、山での食事の度につい思い出されるよ。


食後は真っ暗になるまで、テラスでおしゃべりしたり、周辺をお散歩したりした。
満天の星を眺めつつ、肌寒い山の風を感じていると、
「山に来たんだな~。」としみじみ実感。
改めて嬉しさがこみ上げてきた。

写真は、テラスから撮った北穂高岳と涸沢小屋。

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