自宅出発(4:10)~駐車場(6:50~7:06)~トイレ休憩~夏沢鉱泉(7:54)
~オーレン小屋(8:48)~ヒュッテ夏沢(9:23~9:50)~硫黄岳山頂・お昼(11:04~11:40)~
オーレン小屋・トイレ、清水汲み(12:50~13:31)~夏沢鉱泉(14:10)~駐車場着(14:45)
一ヶ月振りの山登り。
そして2年振りの八ヶ岳・硫黄岳。
朝食を諏訪SAで食べていったのだが、八ヶ岳は黒い雲の中。
硫黄岳は霧が出ると、私にはとっても危険な山歩きになってしまうので、
今日は無理かな~と、半分以上諦めの極致で向かった。
しかし、桜平の舗装されてないデコボコガタピシ道を通る頃には青空が見え始めた。
「お~~流石晴れ女」
登山道を歩き始めて直ぐに空を仰ぎ見る。
バッチリ青空
歩き始めるまでは、久々の歩きに少し緊張気味だったけれど、
歩き出してこの青空を拝んだら、すっかり緊張感がなくなっていた。
下界とは空気が全く違う。
久し振りに清々しい空気を胸いっぱい吸い込む。
沢は見ているだけでス~として気持ち良い。
歩き始めて約2時間20分。
珍しく、ほとんど写真も撮らずにひたすらヒュッテ夏沢まで歩いた。
ここで小休止。
持ってきたパンやチョコレートをかじる。
それにしても、硫黄岳はすっかりガスの中。
爆裂火口を撮ってみたが、ガスで分かり難い。
ガスの中の石ごろ、ザレ場の急登を思うと、少々腰が重かったが、
せっかくここまで来たのだし、とりあえず登ってみる事にした。
下で眺めるほどガスは濃くなく、登山道もちゃんと見え、何とか行けそう。
時々後ろを振り返る。
本当だったら、アルプスが一望できるんだけどな~・残念
青い屋根は休憩したヒュッテ夏沢。
今回は眺めるだけでほとんど高山植物をカメラに収めなかった。
撮ったのはこの二つだけ。
これはトウヤクリンドウ。
そしてウメバチソウ。
息が上がるので、時々呼吸が整うまで足を止めつつ登る。
その時に撮った写真。
登山道、横から見たらこんな急坂。
富士登山を彷彿させる。
来た道を振り返って撮ってみる。
わぉ~吸い込まれそう。
心臓にあまり良くないぞ
そして再びこれから登る登山道を。
ガスはあるものの、眺めているだけならなかなか気持ちの良い稜線。
歩くと大きな石ごろばかりで歩きにくい急登。
いよいよケルンが見えてきた。
途中で「あ~しんど~~。」と思っても、
ゆっくりでも一歩ずつ足を前に運べばちゃんと目的地に近づいて行くから不思議。
当たり前なんだけどね。
‘継続は力なり’を強く実感するよ、山歩きは。
頂上が見え始めているはずなんだけど、ガスがあるせいか、
いつまでたっても近づいていないような気さえする。
すれ違う登山者に「あともうちょっと、がんばれ~。」と励まされたり、
「ガスでほとんど景色は見えないけど、時々赤岳や横岳が顔を出してたよ。」の言葉に元気をもらい、一歩一歩、「うんしょ、うんしょ。」と上がる。
登り始めて約4時間、ようやく山頂着
頂きから硫黄岳山荘のある稜線を眺める。
いつもは山荘まで行くのだが、今回は行かない事にした。
午後から雨の予報になってたし、ガスで足場が見えにくいのとで。
久し振りに山頂でのお昼。
敷物を持ってきて正解
真夏と言えども、2,755mの山頂。
じっとしてるとやはり寒い。
上着を着込んだ。
それでも時々吹く風は気持ち良く感じ、山の景色や空気が幸せの塊りみたいに感じられる。
これが私の元気の素
雲の切れ間から横岳が顔を出したよ
次に中岳と阿弥陀岳。
残念ながら赤岳は見えなかったけど、山は全く見えれないだろうと登ってきていたので、
とてもラッキ~と思えた。
いつまでもこうして山頂を満喫していたかったが、
お天気が崩れてこないうちに下山しようと、35分ほどのお昼休みで下山開始。
ガスの切れ間から、わずかに爆裂火口が見えたので、パチリ
午後から天気が崩れると言っていたわりには登りよりも下りの方がガスが少なめ。
行きには見えなかった天狗岳を拝めた。
オーレン小屋でトイレ休憩。
その時、小屋の前に湧き出している名水・強清水をペットボトルに汲んだ。
ここを訪れるのは今回で4回目なのに、1度もここの湧き水を味わった事がなかった。
つい先を急いでしまっていたんだね。
もんの凄く冷たくて、とてもとても美味しい
びっくりするくらい美味しい
知らなかった~~~
あまりの美味しさと、下山と言う安心感から、ついガブンガブンと飲んでしまったよ。
歩き始めて約7時間40分。
無事下山。
このところ、あまりの暑さに、なかなかウォーキングができなかった。
ストレッチやスクワットなどはしていたけれど、
歩いていなかった分、少々不安だった。
そしてその通り、いつもより足が重く感じら、息の上がりも早かった。
やっぱりウォーキングは大事だな~と感じたよ。
怪我がなく、楽しく歩けたのは何よりだったけど。
このところ毎日のように、アルプスと病院を往復する物々しい救助ヘリの音が聞こえ、
そして毎日のように新聞に登山中滑落し、怪我をしたり亡くなった登山者の事が載っている。
危険の少ない山だからと安心しないで、しっかり体調を整えて、
気を引き締めて山歩きをしないといけないな~。
今回はそんな事を強く思った。
次回はいよいよ北アルプス