17日(土)は、徳島戦、最終節。
この一週間は、毎日テレビ、ラジオ、新聞と、山雅の事が出ない日はなかった。
何となく落ち着かない、ドキドキな日々だった。
そして、いよいよその日が。
心配されていた天気は有難い事に晴れ。
2万席全てが完売したとの事で、混雑が予想され、
いつもよりも早めに家を出た。
アルウィン周辺はJ1当時を彷彿させる人の数だった。
スタジアム入場後はまず選手たちの入待ちへ。
思いを込めて、拍手とチャント。
ホーム最終戦はたいてい良い抽選番号が引けず、北のゴール裏へ行く事が多いのだが、
今回は知人が良い番号を引き当てたので、
有難い事に、今までの最終戦の中では1番良い席に陣取る事が出来た。
前半戦は惜しいシュートが何本かあったのだが、どれも入らず。
後半は押される場面が増え、ドキドキ。
勝たなければ優勝の可能性はかなり低い。
絶対得点!!を信じ、声をからし、飛び跳ねた。
終了近くなって、大然選手から岩間選手に交代があり、
「ん?これはもしかして他会場の結果から引き分けでもありか?」
そんな事を思いつつも唯応援するのみ。
終了間際に歌った♪山雅が好きだから♪は、皆の声が一段と大きくなり、
一体感を感じ、涙が出て来た。
そして引き分けのまま試合終了~
終了直後、監督スタッフがもろ手を挙げてピッチへ入り、喜んでいる姿に、
私たちは「えっ!?昇格出来るの?優勝は??」と、しばしざわざわ。
後からバックスタンドにいたお知り合いに聞いたところによると、
スマホでずっと他会場の経過を見つつ応援していたらしい。
なので、優勝した事は直ぐ分かったらしいが、
ゴール裏は皆必死で夢中で応援していたので、
確認する余裕もなく、何が起きたのか、戸惑うばかりだった。
少しして、電光掲示板に他会場の結果が発表され、
2位3位の大分町田が揃って引き分けた事を知り、
そこで初めて優勝出来た事を知った。
言葉では表せない程の喜び。
ハイタッチしたり抱き合ったり、これ以上喜びを表現できないと言うくらい
飛び跳ねたり両手を挙げて叫んだり、皆で喜び合った。
自然と涙が溢れ、止まらなかった。
実感がわかず、何度も「優勝したのか~、またJ1行けるのか~。」と、
何度も呟いた。
なかなか得点できない試合が続き、最終節でも引き分け。
ホントは勝って喜び合いたかった。
でも、今までの少しづつの結果の積み重ねが、J2の頂点に繋がったのだ。
選手達がとても誇らしかった。
そしてようやく反町監督のラインダンスを観る事が出来、
「あ~昇格が決まったんだな~。」と、嬉しさを噛み締めた。
選手が交代でシャーレを掲げる度に私達サポーターも、何度も何度も声を上げ、
一緒に喜びあった。
こんな風景を観れるなんて♪♪♪
ホントにホントに幸せな時間。
初優勝したこの場所に、この中に自分が居られる事の幸せ。
この歴史的瞬間に立ち会えた幸せを胸に刻んだ。
この写真は‘やべっちFC’の収録直前の模様。