県外への旅行も良いけれど、今回の記念日は近間でちょっと贅沢に過ごす事にした。
地元の扉温泉へ一泊。
途中、ロッククライミング(の練習?)をしている姿を発見。
カメラをズームさせるとこんな感じ。
車を停め、しばし眺める。
自宅から車で30分余りのところにあるのだが、
標高は1,000メートル以上あるので、雪の量が凄い。
街場は日陰以外には全く積雪はないが、ここは20センチは裕にある。
あまりにも近場なので、やっと宿に着いた・・・と言う実感がないが、
部屋へ通してもらうと「来たね
」と、ほっとなる。
部屋一面ガラス張りになっていて、写真はそこからの眺め。
自宅の景色とは別世界。
この旅館を訪れるのは今回で3回目。
初めて訪れたのは、メラノーマの治療後間もない結婚13年記念。
まだ治療の副作用が多くあり、とても遠出するだけのパワーがなかった時。
前の年の結婚12年記念の時には、既にメラノーマで入院する事が決まっていて、
死も覚悟し、最期の旅行になるかも・・・と思っていたのに、
次の年である13年記念を元気で迎えられ、
生きてこの日を迎えられた嬉しさいっぱいで過ごした一泊がとても懐かしく思い出される。
2回目に訪れたのは友達夫婦の4人で。
その頃は度々この友達夫婦とドライブに行ったり4人であちこちの温泉に泊まったものだ。
夜遅くまで飲んだり笑ったりおしゃべりしたり・・・。
子供が出来たり、他のいろんな事情から、なかなか叶わなくなってしなったんだけど、
楽しかったな~
ここは私たちにとって、楽しい思い出ばかりが詰まった場所なのである。
で、ここは癒しのお宿。
夕食は6時~8時、朝食は8時~10時の間に食事処へ行けば良いので、
時間を気にせずゆっくり過ごす事ができる。
お風呂は大浴場、露天風呂、立ち湯、寝湯ある。
雪景色と青い空、澄んだ空気に癒されながら入るお湯は格別。
頭の中が空っぽになって、瞑想しているような心境になる。
いつまででもお湯に浸かっていたくなる。
気が済むまでいろんなお湯を楽しんだ。
お料理も地元の旬の食材をふんだんに使った美味しいお料理が運ばれる。
何枚か写真を撮ったのでアップしてみた。
満腹なお腹を抱えて部屋に戻ると、大きな満月がお出迎え。
写真では小さい満月だけどね
この日に合わせたように満月なんて、私たちを歓迎してくれてるような、
何か今年1年の幸を暗示するような気がしてちょっと感激
テレビはあるが、テレビを付けたらこの楽しい癒しの魔法が解かれてしまうような気がしたので、
テレビは付けず(男子フィギュアスケートショートが多少気になったりはしたけどね・苦笑)
代わりに部屋にヒーリングソングのCDがあったので、それを付けた。
それをBGMに、お酒をまったり飲みながら、いろ~~んな話を二人でポツポツ。
気が付いたら11時過ぎていた。
ポツポツしゃべっていた気がしたが、時間も忘れ、夢中で話をしていたみたい。
私は専業主婦なので、毎日自分のペースで過ごしている。
過ごしているんだけど、欲張りさんなので、あれもこれもしたい事だらけ。
だからつい自分を時間に縛り付けてしまう。
「あれをやったら今度はこれをやって~・・・。」ってね。
夫が帰宅するまでバタバタバタバタ
時間を気にしないで過ごすってこんなに開放感があるものなのか
な~んて思ったよ。
こう言う時間って大切かもな~
つくづく思った一日だった。