ひまわりダイアリー

病気の事、松本山雅の事、日々の徒然日記

五木寛之 四季シリーズを読み終えて

2012-03-26 13:30:35 | 読書
五木寛之の四季シリーズ「奈津子」「波留子」「布由子」「亜紀子」の四部作を、
昨夜ようやく読み終えた。
3~4年前から、ブックオフで続きを見つけては買い求め、
見つからないといつまでも続きを読む事が出来ず、
全部作読むのに、随分と時間が掛かってしまった。
それでも、ブックオフで続きを見つけた時は小躍りしたくなるくらい嬉しいから、
なかなか出会えなくても、「小躍りは次回のお楽しみ」と、ワクワク感が残る。

このお話は四姉妹の波乱万丈の人生が描かれている。
それぞれ全く違う性格なため、生き方や物の考え方もバラバラ。
そこがとても面白いし、それぞれのパワフルで行動力のある生き方には心揺さぶられる。

このシリーズを読んで1番印象に残った言葉がある。
お話に出てくる登場人物の言った言葉なのだが…
『人間はみんな同じように生きなくて良い。百万人いたら、百万通りの行き方がある。
だからひとりひとりが自分の行きたいように生きていけばいい。
どんなに変わった人生でもその人の人生なのだから。誰が何を言おうとも、
少しも気にしなくても良い。』

時々、自分の生き方や考え方に自問自答する事があるが、
こう言う言葉を聞くと、ほっとしたり、勇気が湧いてきたりする。

今夜(たいてい布団に入ってから読むので)からこの姉妹たちに会えないんだと思うと、
少々寂しい気もするが、
さて今夜からは何を読もうか♪
と、楽しみでもある。