宇宙そのものであるモナド

生命または精神ともよびうるモナドは宇宙そのものである

「政権を支える内閣官房、知られざる苦悩」藤吉雅春『文藝春秋』2014年2月号

2014-01-30 21:30:42 | Weblog
A NHK放送文化研究所の調査。「国民の意見や希望は、国の政治にどの程度反映していると思いますか?」という質問に対し「まったく反映していない」が1998年を境に30%台に急増。以後、高い数字を維持。それまでは10%台。
《評者の感想》小選挙区(比例代表並立)制の導入が原因か?
B 内閣官房は「アヒルの水かき」。(福田赳夫外相)「常に水面下で懸命に動き回っている。」
C 内閣官房は、内閣総理大臣が長、官房長官、3人の副長官、内政、外交、安全保障・危機管理などの部署、各省庁からエース級の官僚が集められる。
C-2 官房副長官の2人は議員、1人は「事務」。「事務の官房副長官は、血の小便がでる!」
D 1998年、事前規制型の社会から弱肉強食の社会へ。訴訟社会へ移行するのではないかと、自民党は司法を身近にする司法制度改革へ。
E 民主党菅政権の時、中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突事件。海保職員が映像流出させる。「公務員が許可なく(ネットなどに)情報流出することがまかり通れば、国家は崩壊する」との見方あり。
F 内閣官房の9割が各省庁からの出向者。出身省庁の評価を気にする。(「忠誠心」の問題!)
F-2 天下国家を語る外務省と、実働部隊の防衛省は、対立する。
G 「霞ヶ関」は「飛行機の自動操縦装置」のようなもの。鳩山内閣の普天間基地県外移転は、それをオフにした。
H 鳩山内閣の事務次官会議廃止は、各省庁をまたがる案件の調整を弱体化。
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