夏、食欲が落ちた時でも、「美味しい漬物」で「お茶漬けサラサラ」だけは別腹みたいになる。その夏場の漬物の主役は、発酵食品でもあるキュウリとナスビの糠漬け。朝晩の涼しさが秋の気配を感じさせる頃になったのに、ナスビの糠漬けは今もなお食卓を楽しませてくれている。
夏場の猛暑・日照りが続いた約1カ月余り、毎日、ナスビ苗にたっぷりと散水してきた甲斐があった。まだまだ花も咲いている。今の時期だと、皮も実も固くなって漬物には不向きなはずなのに、柔らかい。ナスビは、散水を欠かさず適度な追肥をしてやれば、新しい枝が伸び、出てきた新芽から花が咲き、柔らかいナスビが収穫できることを実感している。
<写真:今宵の夕食に添えられたナスビの糠漬け。2日間の糠漬けで発酵具合良好で塩加減もいい>