三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

いわゆる痴呆の藝術について。

2023年09月04日 | 読書
谷崎潤一郎を読んでいる。

 
彼の作品には、地歌や上方舞が時々出て来るのだけれど
この文章の中で問題にされているのは義太夫である。
合邦とか鮨屋について、ストーリーがあまりに無茶苦茶だと
散々な言われようである。
ご指摘ごもっとも、ではあるけれど
正直、私は時代物のストーリーの強引さは
ある種のファンタジーだと思って受け止めている。
現実的でないのは仕方ない。
むしろ、私が受け入れがたいのは世話物の方だ。
なぜ、その男と心中しようと思えるのか。
ほとんど理解できない。

つまり
今度の新口村の忠兵衛も
あの短い20分くらいの詞章だけでも
つくづくダメな男であることがわかってイラっとする。笑
話としては確かに有り得ないけど
政岡忠義の方が断然いいなと思うのである。


 椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►活動予定
 9月19日(火) 千静のうた絵巻 vol.2@道頓堀ミュージアム並木座
 9月29日(金) 三味線三昧@京都・天Q
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
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