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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

パッション

2005-07-29 16:01:20 | 映画(は行)
ジム・ガヴィーゼル、マヤ・モルゲンステルン、モニカ・ベルッチ出演。メル・ギブソン監督作品。

紀元前1世紀のエルサレム。十二使徒の1人であるユダ(ルカ・リオネッロ)の裏切りによって大司祭カイアファ(マッティア・スブラージア)の兵に捕らえられたイエス(ジム・カヴィーゼル)は、救世主を主張する冒涜者として拷問され始める。(ヤフーレビューより)

正直、全く興味のない映画でしたが、かなり話題になったので、ネタとして観る事にしました。
観終わって、最初の感想は、この映画、作る意味あるのかな・・・でした。
私はキリスト教徒ではないので、キリストには興味がないし、拷問シーンも十字架に磔も、むごくて残虐なシーンを見せ付けられて苦痛なだけ。
史実に忠実に作ってあるという事なので、実際そういう記録があるのでしょうが、裏切り者のユダが、あんなに早く死んじゃっていいんでしょうか・・・ユダが、キリストが拷問を受けている所を見て、苦しむのかと思っていたので・・・

とまぁ、あまり観た意味なかったな、と今さっきまで思っていたのですが、このレビューを書くに当たって、他のところのレビューを読んで、そういえば、と思いました。
十字架に磔にするのを決めた総督は、民衆の声に押されて、そういう裁決を下してました。
総督自身も、キリストに罪があると思っていないのにもかかわらず、です。
何が恐ろしいって民衆が恐ろしい。1人だけ何か言っても、たいしたことないはずなのに、大勢集まると、平気で1人の人を死に追いやることができる・・・
メル・ギブソンがその恐ろしさをこの映画で訴えたかったとしたら(それだけじゃないとしても)、それはあっぱれですな。
残虐なシーンにばかり意識が行って、それに気付かない自分も・・・まだまだ精進が足りませんねぇ。

でも、2回観たい映画じゃないし、DVD買いたい映画でもないなぁ。