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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

野獣たちの掟

2005-07-15 09:59:16 | 映画(や行)
ティ・ロン、トニー・レオン、エイレン・チン、レオン・カーフェイ、チョン・プイ出演。イー・トンシン監督作品。88年。

お尋ね者のコウ(ロン)が強盗をするべく入った銀行。しかし、そこには既に先客がいた。若い先客は度胸のない相棒のせいで強盗をする前に発覚、思わずガードマンを撃ってしまい立て籠もることに。手練のコウは二人をあっさり制圧、自分が主導権を握る。初め穏やかだった犯人と人質の関係は、警察とのやり取りの中で次第にぎすぎすしたものに変わってゆく。(allcinema onlineレビューより)

イー・トンシン監督作品で、トニー出演という事で観てみました。
トニーは上のレビューの中に出てくる先客の強盗犯。ガードマンを撃ってしまう役でした。トニー、動きが若い(笑)。ちょこまかしてます。もちろん、そういうキャラの役なんですが、動きがなんか可愛くて・・・
あわてて、黄色い粉を頭から被ってしまったり、あまりにも情けない強盗役なので、つまんないなぁ(苦笑)と思って観ていたら、本打ち登場。ティ・ロンの大物っぷりが良かったですね。
警察には冷血な殺人犯と思われてますが、人質に対する態度や怪我人に対する態度など、ごくごく普通というか、普通より優しいのでは?という感じのキャラでした。
コウと交渉をする刑事のチェンをレオン・カーフェイがやっていて、なかなかいい演技でしたよ。メガネかけてたので、レオン・カーフェイだと気付きませんでしたが(汗)。

強盗犯と人質という設定で、「スペーストラベラーズ」を思い出しました。が、「スペース~」は同じ群像劇でも、ややコメディ入ってるので、また趣が違いますが。
なんか2時間ドラマっぽい?と思ったのですが、ラストを観ると、これは2時間ドラマでは描けませんね。
コウの狙撃命令を出した特捜のチャンという人物の最後の不敵な笑みが忘れられません。(なんで笑みを浮かべたのか、書いてしまうと激しくネタばれになります・汗)

イー・トンシン監督は、登場人物の心理を上手く描いているなと思いました。
凄く面白いというわけではないけれど、じわじわ来る感じ(笑)。
他の作品も観てみたいですね。
・・・・・・香港の監督はそういうの(他のも観てみたくなる)のが多くて、ちょっと大変・・・(苦笑)