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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ワンナイト イン モンコック 旺角黒夜

2005-07-01 14:10:40 | 映画(わ行)
ダニエル・ウー、セシリア・チョン、アレックス・フォン、チン・ガーロッ、ラム・シュー、アンソン・リョン出演。イー・トンシン監督作品。

喧騒(けんそう)と暴力の街・旺角(モンコック)では2大組織の争いが激化していた。地元警察は抗争を終結させようと、大陸からやってくる殺し屋(ダニエル・ウー)と組織のボスを逮捕しょうとする。(ヤフーレビューより)

本当は今日観に行く予定だったのですが、事情が変わって、昨日観てきました。
この映画の予告、「インファナル・アフェア」3部作上映の時から「ザ・ミッション」「ダブルタップ」「PTU」の時まで毎回のように観てました(笑)。
音楽が凄く耳に残ります。ピアノの重低音が。
映画の中でも警察に追われて、ダニエル扮するフーとセシリア扮するタンタンが逃げるシーンなどに使われて、映画を盛り上げていました。

この間観た「ダブルタップ」で刑事役をやっていたアレックス・フォンが、同じミウ刑事役でした。「ダブルタップ」でのアレックス・フォンの演技がかなり良かったので、今、この役者さん、気になります。他の出演映画も観てみたい。
今回もシブく活躍してました。
ミウ警部は、過去の事件で人が変わってしまったという設定でした。過去の事件とはもちろん、「ダブルタップ」でのレスリー扮する天才射撃手とのこと。
もし「ダブルタップ」を観ていなかったら、サラっと流してしまうエピソードですが、「ダブルタップ」を観ている人には、とても重く感じられます。「ダブル~」を観てからこの映画を観た方がいいと思います。

ダニエル・ウーは、初めて観たと思いますが、初めてな気がしないのはなぜ?(笑)
素朴で純粋な反面、凶暴性を秘めた役でした。上手く演じていたと思います。
セシリア・チョンは「東京攻略」に出ていた女優さんですよね。ぜんっぜん感じが違いましたよ(笑)綺麗な人ですね。
チン・ガーロッは、やはりどこかで観たのではないかと思いますが、この方、人気がある人なんですね。キネカ大森に直筆のサインが飾ってありました。
アレックス・フォンといいコンビになってました。
あと、重要なのがラム・シュー。これまた個性的な役でした。殺しを請け負って仲介する裏の仕事をしていますが、格好もアヤシイし、金に執着してます。このラムの奥さんも金に執着してる。この夫婦も面白かったです。
泳がされて、フーと連絡を取り、待ち伏せしますが、フーの方が一枚上手。フーと対峙した時のラム・シューの演技はとてもよかった。死よりも、故郷の家族に今の自分を知られる事を恐れている、その気持ちが伝わって来て、涙が出てしまいました。

フーが探している恋人のスーのエピソードも切なかったですね・・・。

以下、ネタばれになってしまうので、未見の方は注意して下さい。



アンソン・リョンは、売出し中の若手役者さんなのでしょうか。
この映画の中でも新米刑事として、血気盛んな役でした。
でもって、銃を撃ちたくてしょうがない(苦笑)。すでに二人殺してるらしい。
しまいには本当に撃っちゃって大問題になるし。

そして、こういうキャラの場合、必ず途中、もしくはラストで死にます(笑)。王道ですよ。
ラスト、フーに撃たれた時、やっぱり!!って(笑)

ミウ刑事はラストにまた人を撃ってしまいますね。刑事も撃たれて殺されているし、仕方がないですが、この後のミウ刑事のことを想うと辛いなぁ。
で、また4,5年後とかにミウ刑事の出てくる映画が撮れそうじゃないですか、監督!(笑)

香港で「カンフーハッスル」「2046」を抑えて、監督賞を取ったそうですね。
うん、納得という感じでした。「カンフーハッスル」は未見ですが(笑)。
私的には満足な映画でした。