『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

泣いたり笑ったり・・・・3(お弁当)

2014年05月31日 | 介護
ヘルパーさんをお断りして2日。
母は穏やかに過ごしています。
今のところ、それほど問題になることもありません。

毎日お昼のお弁当は完食です。

5月25日(日)休日保育当番で一日留守をしたので・・・・・

ごはん(白ゴマと大葉の刻み)
しゅうまい
南瓜の煮物(煮豆と)
筍と竹輪の煮物
キウイフルーツ

5月26日(月)

ごはん(ごま塩)
とんかつ
三つ葉のお浸し
煮豆
いちご

5月27日(火)

ごはん(からし明太)
肉団子
ひじきの旨煮
サラダ(レタス・きゅうり・カニカマ・ゆで卵・ミニトマト)
キウイフルーツ

5月28日(水)

ごはん(ごま塩)
茹で豚(オクラ添え)
きゅうり竹輪(ミニトマト添え)
とう蕗の煮物
いちご

5月29日(木)

ごはん(白ゴマ)
焼き魚(鮭)
大根の膾(大根・ピーマン・レモン)
野菜サラダ(キャベツ・きゅうり・レタス・ハム・ミニトマト)
オレンジ

5月30日(金)

ごはん(白ゴマ)
じゃが芋のミートソース
茹でオクラ
トウ蕗の三杯酢
キウイフルーツ
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泣いたり笑ったり・・・・・2(自分で・・・)

2014年05月28日 | 介護
(5月28日、朝)ヘルパーさんへ

先日は、母が失礼なことを言ったようで申し訳ありませんでした。
母はプライドがあるので、私にもオムツの様子を見せません。
まして、他人からいろいろ言われるのは余計いやなのだと思います。
いろいろ、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

連絡ノートにそう書いて
お弁当の横には、母に次のような手紙を置いておいた。

「おばあちゃんへ
 今日はおかあさんは仕事です。
 ママ(長姉のこと)も用事があってこられません。
 お昼頃、おばあちゃんの安否を確認してもらう
 ヘルパーさんをお願いしました。
 知らない人かもしれないけれど、
 心配しなくてもいいからね。」

けれど、この置手紙はなんの効果もなかったようで、
帰ってみると、この置手紙は
ランチョンマットの下に隠してあった・・・・

連絡ノートには、
「お弁当を食べ終わり、これからお昼寝される所でした。
 リハパン2枚、パット1枚 汚れているものが
 部屋においてありましたので、
 リハパンをはくようにお願いしてみましたが、
 「自分のことだから、指示されたくない!」
 とおっしゃるので、枕元へおいていきます。
 今日は表情が大変険しく、ヘルパーの存在がおいやのようですので
 これで帰らせていただきます。」

夕方、ケアマネージャーさんから
電話が入っていたのは、このことだったのだ。

家に帰ると、母は座敷の障子を開けて
穏やかな顔で夕日を見ている。
「きれいだねえ・・・・
 ここからは、よく見えるねえ・・・・」

母がいやだと思うのなら、
ヘルパーさんに来てもらうのは止めよう。
自分で箪笥から下着を引っ張り出して
パンツの上にオムツをはいていたけれど
自分でやろうと思っているのなら
それを尊重して、
できないところだけを手伝うようにしよう。

「それでいいの?」と聞くと、
にっこり笑って
「ああ」
と、うれしそうな顔で返事した。
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やさしくなれない朝

2014年05月27日 | 介護
今日は、母の病院診察の日

いつもの服装ではなく
外出着を用意する。

「今日は病院に行く日だから、ね。」
というと、
母は浮かぬ顔で
「わしの馬鹿がどれくらいになったか
 見てもらいに行くのかね。」
と言う。


「馬鹿馬鹿ってそんなに言わないでよ!」
と、つい声を荒げ
昨日のこともよみがえって
気持ちが暗くなる。


「どういうときに、自分は馬鹿だって思うの。」

「こうやって、世話を焼かれているとき・・・」


私は、着替えの手伝いを途中でやめ
そのまま部屋を出てきた。
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泣いたり笑ったり・・・・・1(介護認定調査の日)

2014年05月26日 | 介護
「人を馬鹿にして!」
「わしを施設に入れる算段かね!」
「どいだけ馬鹿になったか、の調査かね!」

市役所からの介護認定調査員が部屋から出て行くと
母は聞こえるような声でそう言って
それを聞いている私は、身が縮むようで、涙が出た。

調査員の方の物言いが強引だったとか
失礼だったとか、
そういうことは一切なかった。
むしろ、申し訳なさそうに
言葉を選びながら
母のプライドを傷つけないように質問してくださった。

それでも、母がそんな言葉を投げたのは
昼食の時のヘルパーさんとの
やりとりのせいだったかもしれない。


・・・・・1時過ぎに帰宅すると
母はまだ、お弁当を食べていた。
「あれ?今頃お昼?」

すると、不機嫌そうに
「そう・・・
 知らん人がいたら、ご飯ものどを通らん!」
「わしのことをあれこれ、根掘り葉掘り聞いて、
 あとで、人のことを言いふらすんずら!」
と言う。

連絡ノートを見ると、
『精神状態が良くないのでいろいろ言われたくないそうです。
 午前中、お友だちが来てお茶を飲んだ、とも言われています。
 お昼もいらない、と横になっています。
 「ヘルパーさん、まだいますよ。」と言うと、
 「ご自由に!」と、言われてしまいました。
 トイレにも行ってもらいたかったので
 いろいろ言葉を変えてみましたが、
 今日は駄目の様子です。』
と、ある。

母と話をあわすために
母の趣味や、昔のことなどを尋ねたのかもしれない。
それが母には、「根掘り葉掘り」に思えたのだろう。

デイサービスも、ヘルパーさんも
「わしのことを世間に言いふらす場所や人」
ということは、
以前にもたびたび訴えていたことだった。
だからいやなのだと・・・・


調査員さんからは
「気になさらなくていいですよ。
 少し、被害妄想が入ってきていますね。」
と、慰められた。

話が終わって調査員さんが帰ろうとしていると
母は何を思ったか、
シルバーカーなしで、
すたすたとトイレまで歩いて見せた。

おばあちゃん、
いったい、どうなっているの?


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夢とうつつ(現実)と・・・・<母の退院、その後5>

2014年05月24日 | 介護
「うっ血性心不全」という病名を頂いて
入院した時の母は、
足が浮腫み、顔も浮腫み・・・・
でもそれはよく食べていたし、
少し太ってきたな、と家族は思っていました。

治療が終わり、
退院して家に帰ってきた時の母は、
すっかり顔が小さくなって
ほっそりとして帰ってきました。

そしたら、めがねがあわない、というのです。
度数のほうではなくて
顔がやせてしまって、
めがねが滅多落ちてしまう、というのです。

それでは、と今日は
眼鏡屋さんに連れて行ってみました。

本人の顔に合わせて
調整していただく関係で
どうしても、本人を連れて行かなくてはなりません。

「はあるかぶり(久しぶりで)で、外に出るねえ。」
なんだか母はうれしそうでした。
「たまには外に出たり、ドライブするのもいいもんでしょう?」
「ああ、気持ちいいねえ・・・・」

眼鏡屋のお店に入った母は、
緊張しているのがわかりました。
杖を付いて、しっかりと歩こうとしているのが
伝わってきます。
でも、気持ちばかりが先に行き、
足が付いていかないので、
私が横で、きっちりフォローしないと、
危なっかしいのです。

一つのめがねは、顔に合わせた調整
もう一つのめがねは、
レンズに傷が入っているため
レンズだけを取り替えることにしました。

「今は、技術が進んでこんないいレンズがありますよ。」
と、少し値段の高いレンズを勧められた母は、
「ああ、まだ2~3年は使うで、それにしてください。」

レンズの度数を調整するための検査でも、
お店の人と、きちんと受け答えをする母に
「おやまあ・・・・・」と、私は驚きました。

しっかりしてるじゃん、
認知症は、治るかもしれない・・・・って、
本当かも・・・・

用事を済ませて、車に乗った母に
「どこかでお昼を食べていこうか?」
と言おうとすると、
その前に母から
「ああ、疲れた。
 さあ早く、家に帰らんかい。」
と言われてしまいました。

「人がいるところは疲れる・・・」
「知らない人がいると緊張するの?」
「ああ、気を使うじゃんね。」

へえ、そうなんだ・・・・・
認知症の母でも、
家族の人以外には「気を使う」んだ。

それができているなら、
まだまだ、いいよねえ。

でも、家に帰った母は
緊張の糸がほぐれたのか
すっかり元に戻っていました。

ホンの5分前に、コンビニに寄って
自分で、お昼用にとおそばを選んできたことを
きれいさっぱり、忘れているのでした。
コメント (1)
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