おかんのんさま

改築された集会所「おかんのんさま」

改築にあたって懸念されたのは、
国から補助金が出る地区の集会所に
「観音様」を祀ってもよいか、ということと
代々、伝えられている格天井の板絵の数々を
そのまま移築できるか、ということ・・・でした。

「観音様」もさることながら
格天井の「板絵」は、
歴史的にも価値があるのではないか、と言われ
歴史の研究家の先生たちが
よく、見学に見えていました。


これらの絵は、３６０枚あるのだそうです。
観音様を崇めている絵、
養蚕が成功するようにという祈りの絵
家族、夫婦相和す、の絵・・・などなど


これらを見に来た
市の係りの方が、尽力して下さり
なんとか今までどおりの格天井になりました。


この地区の成り立ちを、歴史を
これからの若い人たちに伝えていくのも
私たちの大切な努めなのだと思います。

竣工式と八十八夜祭

４月２９日は、昔から
ここの地区の「八十八夜祭」が行われる日です。

今年は、それに併せて
集会所の竣工式も行いました。
市から補助をもらって建てる集会所ですので
先だって、市の関係者を迎えての竣工式は行われていましたが。


今日は地区を上げてのお祝いの日です。


ここは、地区の人たちは
「おかんのんさま」という愛称で呼んでいます。
この「おかんのんさま」の歴史は古く
１８００年（寛政１１年）に金鳳寺末寺として白衣観音堂が建立され
１８９５年（明治２７年）に、
この地区の集会所として、改築された、
と、古文書にあるそうです。


建設委員長からそんな説明がありました。


新しい集会所建設の間
金鳳寺に預けられていた「白衣観世音菩薩坐像」の御開帳を改めて行い
八十八夜のお祭りとともに
竣工式を祝いました。


皆さんで記念撮影も行いました。


地区の皆さん、
みんなが集まると、こんなにいるのね。
　　　　　　　　　

介護認定調査

介護認定の更新のため
市役所の高齢者福祉課の方が見えました。

あれからもう、一年になるのだなあ・・・
と、月日の経つのを早く感じます。

１年前に来て下さったときは、
あとどれくらい・・・・
という心配のほうが大きかったのに、
今では、そんなことが嘘のように元気な母です。


とは言っても、
診療所の先生の往診では
心臓と腎臓が弱ってきているから
注意するように、とのことでしたが・・・・


私への聞き取りと　母との面接
１年前に比べたら、
当然快復（？）が見られて、
「介護度が下がるかもしれません。」
と言われました。

まあ、それは喜ばしいことではありますが・・・
母が通う介護施設では、
減収になるのですってね。
デイのおかげで元気になれたのに、
なんだか変な決まりごとだなあ・・・
と思うのは、私だけでしょうか？


徘徊をしたり、
お世話になる方に暴言を吐いたり
疑心暗鬼になって人を寄せ付けなかったり
そういう認知症の症状が出る方もいらっしゃいますが、
おばあちゃんは
穏やかに過ごされているようで
お幸せですね。

そんなふうに市役所の方に
おっしゃっていただきました。


時々イラつく私を制しながら
母を看てくれる主人や
いつも、根気よく　穏やかに接してくれる
お嫁さんや息子
それに娘に、
感謝、感謝です。

西駒ケ岳を眺めながら

４月２７日　朝　快晴

南信州の春

なんだかワクワクする・・・・・

このところ、毎日いいお天気で
気温も一気に上昇
足踏みしていた春の花たちが
一斉に揃って咲き出しました。

新山地区も春です！

紅白のハナモモがとっても綺麗


ミツバツツジ、やまぶき
八重桜、山桜
名前の知らない花々・・・
山里は春　真っ盛り・・・です。


途中、こんな急な土手で
春の山菜を摘むおばあちゃんたちがいました。
何が採れるんですか？


「トトキ」なのだそうです。
「トトキ」とは、「ツリガネニンジン」のこと。
ゼンマイも一緒に採っていました。

それにしても、この急な土手を
スイスイ登って、踏ん張って
ぱっ、ぱっ、と素早く採るその様子は
「さすが！新山のおばあちゃん！！」
と、感心してしまいました。

山桜の開花とともに
カラマツが芽吹き始めました。
カラマツの芽吹きは大好き！




＜伝兵衛井筋際の八重桜＞



＜我が家の紅白はなもも＞