『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

家庭訪問

2024年05月14日 | 

先週から、小学校の家庭訪問が始まっています。

今日は、我が家に来るみたい。

先日から、かあかが

玄関周りの草を丁寧にとってくれていました。

それではと、私も玄関にあるプランターをちょっと見栄えよく・・・(笑)

 

今の家庭訪問は、玄関先で、なんだそうです。

 

私が現役だったころ(今から45年も前・苦笑)

農村地帯の保育園の家庭訪問はすごかった!!

街の保育園からの異動だったので、

余計感じたのかもしれない・・・・。

 

「さあさあ・・・」と、奥の広い座敷に通され、

座卓の上に並べられたごちそうの数々・・・・。

「今日はお祭り?」と、思わず口にしそうなテーブルいっぱいのごちそうの山。

巻き寿司に煮物、ケーキに、ヨモギ饅頭、

漬物、春らしい菜の花の和え物、あるいはウドの粕和え、などなど・・・・。

あんまり豪華すぎて、余計手が出ない、というか

ごちそうを食べに来たわけではないので

保育園での子どもの様子を話して、家庭の様子をお聞きして

さあ、お暇しよう、と腰を上げると

隣の部屋からおばあちゃんが出てきて、

「先生、まだいいじゃんかね。」

「わしが作ったヨモギ饅頭食べておくれな。

 先生が来てくれるっちゅうもんで、わしが作ったんだに。」

なんて言われると、口にしないわけにはいかない・・・・。

本当は、ヨモギ饅頭が苦手なんだけれど、そんなことは言えない・・・(苦笑)

で、ひとつ(これが大きいんだな、また・笑)いただく。

「おいしかったです、おばあちゃん、ありがとうございました。」

 

そう言って今度こそお暇しようとすると、

奥から、何か包みをもって、大急ぎでまたおばあちゃんが来る。

「先生がおいしいって言ってくれたもんで、先生、これ持ってって・・。」

中身はヨモギ饅頭らしい。

 

そうして、

1家庭20分の予定が倍近くかかって、次のお宅へは当然遅刻、となる。

そして次の家庭も、料理の多少はあるものの、1軒目と同じような展開となる。

家庭によっては、お母さんと一緒におばあちゃんも着座して、

お母さんよりおばあちゃんばかりが話していて(世間話を)、

話を切り替えるのに苦労する(なんてったって、私はまだ若かった・笑・から)

昭和50年代はそんな家庭訪問だった。

 

今、玄関先で、お茶も出さないで・・・・

でも、それでいいんだろうな、と思う。

 

昔は、本当に、ゆったり時間が流れて平和だったな。

 

 

 

 

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母の日

2024年05月12日 | 日記

みんな! ありがとう!!

 

 

 

 

母は幸せです。

 

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富士山-信仰の対象と芸術の源泉

2024年05月10日 | ドライブ

世界遺産になっている富士山の

登録の正式名称は

「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」というのだそうです。

 

富士山は古代から、富士信仰の霊峰であることから・・・「信仰の対象」

また富士山を詠んだ数多くの歌(和歌)があったり

富岳三十六景などに代表される芸術上の主要な題材になっていることから・・・「芸術の源泉」

富士五湖や富士登山口を含む富士山域を構成資産として

富士山が世界遺産として成り立っているのだな、と思いました。

 

さて、最後は浅間神社の総本宮、「富士山本宮浅間大社」です。

 

富士宮市は、この浅間大社で持っているのでしょう。

例大祭の準備のため、すぐ前にある大社の駐車場が使えず

駐車場は、お祭りの屋台で占領されていました。

中にはもう、昼間から若者たちが

酒盛りをしている一角があったりして、

町中がウキウキしている感じでした。

ここでは、5月4日からお祭りが始まり

5月5日の本祭を含め、6日の後日祭まで

三日間、賑やかに祭りを繰り広げるようです。

 

本殿はそれほど人出はありませんでした。

明日から賑わうのでしょう。

五日の本祭のメインは「流鏑馬祭・・古式」のようで、

その準備に氏子の皆さん(本職かな?)余念がありません。

 

流鏑馬会場づくりには、ショベルカーなんかの機械が出ていて

ちょっと笑ってしまいました。

富士山を直接遥拝する「山宮浅間神社」を見てきた直後だったせいか

総本宮でありながら、

あまり「ありがたみ」を感じない(失礼・笑)浅間神社の本宮で

お参りを済ませると、さっさと引き上げてきてしました(苦笑)

 

帰りの朝霧高原からの富士山です。

 

大型連休でありながら、ほとんど、渋滞もなく、

スムーズに、寄りたいところに寄れて、

思いもかけずに、素晴らしい神社も参拝出来て、

とても充実した休日となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ここも世界遺産・・・・村山浅間神社と山宮浅間神社

2024年05月08日 | ドライブ

須山(南口)浅間神社のボランティアガイドさんから

富士宮の富士山本宮浅間大社に行くのなら、

この国道沿いにあるから、

大社に行く前に、村山と山宮も寄っていらっしゃい、

そこも、ここや東口、北口と一緒に世界遺産になっているんですよ、

と、勧めてくれました。

 

どちらの神社も、現在は本当に小さくて(どちらも当番の氏子さんがいましたが)

「へえ、ここが世界遺産?」と思うような神社でした。

「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部としての

世界遺産、ということのようです。

 

やはりここも、村山口という富士登山の登り口にある神社です。

ここの特徴は、富士山興法寺が隣にあり、

明治の廃仏毀釈の折にも、大日如来を祀った本堂は残されており

神仏習合の形をとどめているところにあります。

 

なかなか興味深いポスターや掛け軸がありました。

 

 

 

 

もう一つの山宮浅間神社は、

さらに小規模な(現在は)神社なのですが、

何が素敵って、

神社の本殿とかがなく、そのまま「富士山」を拝むようになっているところです。

(じつは、富士山本宮浅間大社は、もともとここにあったらしい)

 

下の写真は、石段を上った先にある「遙拝所」から見た富士山です。

富士山自体を神と考えて拝む、古代からの富士山祭祀なのだなあ、と

ちょっと感激しました。

 

これらが世界遺産に含まれている、というのも

納得のいく、二つの神社でした。

 

 

 

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氏子の誇り

2024年05月06日 | 雑感

北口本宮富士浅間神社と東口本宮富士浅間神社は

山梨県側にあります。

最後に参拝する予定の富士山本宮浅間大社は、

静岡県富士宮市にあるので、

富士山の裾野をぐるっとめぐる国道469号線で

富士宮を目指すことにしました。

 

すると、その途中で主人が

「須山浅間神社」の案内板を見つけたので、

「時間もあることだし・・・」と、そこに寄ってみました。

川沿いにある須山浅間神社は、また「南口」とも呼ばれ

昔は、こちらからの登山客が多かったようでした。

登山客、といっても富士山で修行する修験者の皆さんです。

そして、「東口本宮富士浅間神社」のある登山口(今は、須走口と呼ばれている)に

下山していたのだそうです。

 

 

近年改修された本殿は、それほど大きくないけれど

樹齢500年を超える老杉に見守られて

静に佇んでいました。

 

「説明板」の中に、

曽我稲目(蘇我馬子の父)が再興した、とあり

多くの武将の崇敬が篤かった、とあります。

源頼朝、武田信虎・勝頼、今川家代々の当主、そして小田原城主。

 

源頼朝が富士の裾野で鷹狩りをした、という話は有名ですし、

武田家はこのあたりがおひざ元、

今川家もまあ、このあたりだから違和感はないものの、

小田原城主がたびたび参拝に訪れた、というのがちょっと腑に落ちなかったので

ガイドの方(氏子のボランティアガイド)に質問してみました。

 

江戸時代まで、ここ(裾野市)は、小田原藩の領地だったそうで、

明治の初め、廃藩置県で

箱根の山が境界となって、静岡県、神奈川県に分かれてしまった、とのこと。

言ってみれば、小田原藩内の神社だった、ということですね。

 

そして、もっと面白かったのは、

「箱根の芦ノ湖の水利権を裾野市長が持っている。」という話。

江戸時代(小田原藩が治めていた頃)

駿東郡深良村(現在の裾野市)の名主が中心になり、

灌漑用にと外輪山の下にトンネルを掘って用水路(深良用水)を完成させた、

のだそうです。

「それで、あの芦ノ湖の水利権は、裾野市長が持ってるんですよ。」

と、とても誇らしげに話してくれました。

 

ちょっと寄ってみるか、と尋ねた須山浅間神社は、

思いもかけず、

情報盛りだくさんの興味深い神社でした。

 

 

 

 

 

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