認知症の母

最近は、「認知症」という疾病を対象とした保険があるらしい。

テレビで、

まだしっかりしている（ように見受けられる）おばあさんに

お嫁さんだか娘さんと思しき人が

食事を養っている場面を映しだす（もちろん俳優さんが）

そんな、保険のコマーシャルなんだけれど、

それを見ると、

いつも違和感を覚える。



たとえ認知症であっても、

自分で食事がとれなくなるのは

おしまいのおしまいの時なのだから。

なんでもやたらと、至れり尽くせりすることが

認知症患者のためにはならないのに・・・。



認知症は、

記憶に関しては支援が必要かもしれないけれど

自分の周りのことは自分でやる、ことが

認知症のリハビリでもあるわけなのだから・・・・、

このコマーシャル、認知症の保険なのに

全く、わかってないなあ、と

つっこみを入れたくなる。



先日、

渡辺謙が主演した『明日の記憶』という映画を見た。

若年性アルツハイマーに侵されていく主人公の話なのだけれど

徐々に進行していく主人公の様子が

とても丁寧に描かれていたように思う。



母も、

記憶が無くなること、

考えることが面倒でつらいこと、

自分が何をしていいかわからないこと、

そういう状況を

心底、嘆いて切ながっていた時期があったから。



そうして苦しんだ先に

「心の平和」が訪れているような気がする。



映画の主人公も

大切な妻の顔を忘れてしまった。

母も、娘の私を認識しない。

でも、穏やかな顔をしている。



苦しんだことも、

切なかったことも、

み～んな忘れて、

今はとても平和に過ごしている。


私は、

それでいいじゃないか、と思っている。

今日の母 ・・・元気でいてね・・・

寒くなりました。

でも、ここ（特老）はいいね。

暖かだし、みんな親切だし、いい人ばっかりで・・・・。





今日のお昼は、

みんなで会食だって。

おばあちゃん、ちょっとは手伝ったの？

手伝ったさあ・・・。






おいしそうな、餃子の皮のピザ！





今日の顔も、ニコニコで

本当に安定している様子が見て取れて

安心して帰ってきました。

そらさんぽ天竜峡

主人の公民館行事の仕事への

諸々の協力に対しての「慰労」と「慰安」の名目で（笑）

ドライブに連れてってもらいました。

目的地は、

先日開通したばかりの「天竜峡大橋」です。





三遠南信自動車道の工事が

幾らか延長され

出来上がったのが、この天竜峡大橋でした。





この橋の下を歩いて渡れる、ということで

「そらさんぽ天竜峡」と、別名で呼ばれています。





天気がいまいちだったので残念でしたが、

眺めは素晴らしくて

もう一度、晴れた日に来たいな、と思いました。





飯田線が見えていて、

列車が通る時間に合わせて来たいな、

紅葉の時期もいいかもしれないけれど

来春、山桜が咲くころ、緑が芽吹くころもいいかな、と

楽しみが増えました。





いままで、母がお泊りデイに行く水曜日のドライブがほとんどだったため、

水曜定休の、阿南町の「かじかの湯」を横目で眺めていましたが、

今回初めて行けましたし、

ひさ～しぶりに、純粋な「喫茶店」にも寄って

おいしいスイーツをいただき、

この秋の疲れを、ちょっとだけ癒すことが出来ました。




さあて、

次はどこに連れてってくれるのかな？

りんご、確保！！

今年はダメかもしれない・・・、

と、半ばあきらめていたりんご。



あの台風の被害は、

長野市ほどではないにしろ、

強風で傷がついたり、落ちてしまったりで

いつもお願いしている義姉の実家では

ほとんど売り物にならない・・・、という被害でした。



いつも、お歳暮代わりに

お嫁ちゃんたちのご実家に送らせていただいていたりんご。

今年はあきらめていましたが

義兄が、つてを頼って

必要な分だけ確保してくれ、

無事にいつものように送ることが出来ました。



そして、

傷りんごだけれどと、

30キロものリンゴを箱詰めして持ってきてくれました。



今年もまた、

美味しいりんごを存分に味わうことが出来ます。

ありがたいことです。

時季に似合わぬ暖かさで・・・。

数日前は三日ほどしっかり霜が降りて

ああ、冬が来るなあ・・・、と思っていたのに

昨日今日は、

なんて穏やかで暖かい日なんでしょうか？



先週からペチカを焚き始め

ついでにリビングにこたつも作ったのだけれど

昨日も今日も

室温が27℃を超えてしまって

暑いこと、暑いこと・・・・。



窓を開けて涼しい風を入れたり

テラスに避難したり・・・・・。

主人は半袖半ズボンで過ごし、

私も家の中では超薄着です。



ペチカって、暖かい日でも

少しは焚かなきゃならないってとこが（煉瓦を冷やしてはいけないから）

なんだか不便。



その代わりと言っちゃあなんですが

暖かいので、外の仕事はよくはかどります。


わずかな草も見逃さず、

枯れたアイリスやあやめ等の葉っぱはむしり取り

落ち葉は集めて燃やしたりして

11月の下旬とは思えない暖かさなので

外での仕事が、とても気持ちよくできます。



やっぱり地球は温まっているんですねえ。


まだ、矢車草が咲いているんだもの・・・・。