2月の中旬、
少し遅くなったけれど、
いつものように、伊那小沢駅の桜を見にいくついでに
一度行きたかった、高森町の松源寺にお邪魔しました。
「松源寺」へ、というより
この写真にあるように、松岡城址を見たかったのですが・・・・。
こうして、航空写真で見ると、
松岡城址は自然の地形を生かして造られていることが分かりますね。
えっと、
この「松岡城」そして「松源寺」は、
何年か前のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に縁のある場所なのです。
(私は、全く見なかったのですけれど・・・・苦笑)
おんな城主直虎(次郎法師)は、
井伊家を継ぐべき直親(亀之丞)の許嫁だったのだけれど、
(のちに、直親は誅殺されてしまうので)
井伊家を守るために出家し、
女性でありながら、
直親の子、直政の後見として
井伊家を相続し、また井伊家を守り抜いた女性です。
この井伊家、浜松の引馬城主だったのですが、
仕えていた今川氏に、
様々な嫌がらせに合い、騙され、家老の讒訴などで裏切られ、
後継者がことごとく毒殺などで誅殺される(子どもであっても)
という時代に生きていました。
そんな中だったので、
幼かった直親(亀之丞)をかくまった、と言われているのが
この高森町の松岡城主、そしてその菩提寺である松源寺なのだそうです。
(当時の松源寺住職が、井伊家とゆかりのある人だったようで)
(結局、直親はその後、27歳でやっぱり今川氏に誅殺されてしまうのですが)
でも、ここで、生き延びて息子直政を後継に出来ていなかったら、
あの、江戸幕府大老 井伊直弼は生まれていなかったわけで・・・・。
こうして、ちょっと歴史を詳しく見て見ると、
本当に面白い(なんて、表現してはいけないかもしれませんが・・・)なあ、
って、思わずにはいられません。
確かに、浜松と飯田は離れてはいるけれど、
まあ、お隣っちゃあ、お隣ですし、
どの道を逃れてきたのかなあ・・・、
天竜川沿いに、なんて想像すると
152号線かしら?なんて・・・・(笑)
あの昔に、わずか9歳の男の子が、
少ない家来で山の中を逃げてきたんだなあ・・・・、なんて。
歴史をたどって、ゆかりのある場所に行ったり、見たりするのって
本当に、楽しくなります。
その道を浜松に向かって、
今度は私が行きたいなあ、なんて
今、主人におねだりしています。
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