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『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

限界集落予備軍

2018年12月04日 | 雑感
同じ集落のおじいさんが亡くなったというので

朝、お見送りに行って来ました。

同じ集落でも、

冠婚葬祭でお世話になる班は別ですが・・・



普通でしたら、葬儀の日に顔を出してお線香を上げさせていただくところですが

お子さんがいらっしゃらない高齢のご夫妻(90歳前後)で

葬儀は「家族葬」と言うことのようです。

最近はやりの「家族葬」

一般の人は、葬儀に顔を出せないようなのです。

そこで、この朝の「お見送り」となりました。



落ち着いたころ、

おばあさんの顔を見がてらお線香を上げに

お宅にお邪魔させていただくことにしましょう。



ところで、うちの集落にはこうした

高齢者二人暮らし、あるいは一人暮らしが増えてきました。

先日も、定例の常会の席で

これからの役員割についてずいぶんと揉めた、と

息子が話していました。




10数年前から比べたら

後継者がいなくなって消滅した家が3世帯あります。

31世帯あった集落が今は28世帯です。

そのうち60歳以上の高齢者のみの世帯は11世帯です。

また、80代の親と50代60代の独身者の息子・娘という世帯も3世帯あります。



65歳以上が半数を超えたら「限界集落」なのだそうですが

ここの集落は、49% ギリギリ 

「限界集落予備軍」なのです。



静かでのんびりとしていて、ここは環境はバツグン!

などと、

のんきにベランダでコーヒー飲んでちゃあ、いけないよねえ、

と、思う一日でありました。



だから、どうする!って、

言われてもねえ・・・・




『顔を洗う』(認知症の進行)

2018年12月04日 | 介護
朝、顔を洗うために

母を洗面所に連れて行きます。

毎日のことです。



うがいをするためのコップに水をためておき、

更に、顔を洗うように

蛇口から水を出しっぱなしにしておきます。



母は、通常車いす生活ですが

トイレや洗面所では

立つこと、数歩(本当に1・2歩ですが)移動することはできます。



洗面台の前で母を立たせ、

「顔、洗っていてね。」と、言いおいて

朝食のためのお茶を入れたり、水を用意したりしていました。


戻ってみると、

蛇口の口元(シャワーになったり、ストレートになったりする)のスイッチを

あれこれして、困った様子です。

水道を停めたかったのに、それがわからなかったのだ、と判断しました。

(以前にもこういうことがあったので)



ところが、顔を洗った様子がありません。

「顔、洗ったの?」

「ああ・・・」



再度、水を出して顔を洗うように促しましたが

蛇口の水に手は出すものの、次の動作にうつりません。

「両手で水を溜めて、それで顔を洗うのよ、こういうふうに。」

と、母の手をもって、顔に近づけてみました。

「ああ・・・・」

今度はわかったのか、一度・二度 顔を洗いました。


とうとう、毎日の習慣でもある「顔を洗う」ことすら

忘れつつある、認知症進行中の母です。