1961年 米国作品。
コールガールのホリー(オードリー・ヘプバーン)はティファニーに憧れ、ショーウィンドーの前でパンを食べるのが好き。同じアパートに住むポール(ジョージ・ペパード)は彼女と知り合ってから次第に惹かれて行く。ある日ホリーの夫が彼女を連れ戻そうとして現れるが、ホリーはこれを断る。
ニューヨークのコールガールと青年のラブストーリー。最近のラブコメとは違って、話が込み入っている、女性・男性の性格がステレオタイプではなく複雑。真面目に聞くと考え込まされるような重いシリアスな、台詞が飛び交います。今こういう映画を上映すると、「難解すぎる」と評価されて、観客動員数が伸びないでしょうね。五十数年前は、集中して映画を観て、落ち着いて台詞一個一個を味わっていました。
オードリー・ヘップバーンは女優として神格化されているようですが、「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」そして本作「ティファニーで朝食を」などを観る限りは 並の女優としてしか思えません。私の感覚がずれているのかもしれませんが、感心、感動する演技とは思えません。もしかすると、ハリウッドが作り上げたスターであったのかもしれません。
名作としての定評を得ている本作も、醒めた目、客観的な観点からすると どうなのでしょうか。私は「不出来な作品」のカテゴリーに分類します。
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