へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

ストコフスキー ステレオ・コレクション 「Leopold Stokowski - The Stereo Collection 1954-1975」 14CD

2012-03-11 | 音楽
Leopold_stokowki_the_stereo_collect

魔術師と言われた超個性派指揮者レオポルド・ストコフスキーがRCAレーベルに残したステレオ録音、CD 14枚組。Tower Records Onlineで2290円で購入。
1枚あたり160円少々。安いです。

主な収録曲
ベートーヴェン 交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」(ロンドン交響楽団)
ハチャトゥリアン 交響曲 第3番 ハ長調「シンフォニー・ポエム」 (シカゴ交響楽団)
ショスタコーヴィチ 交響曲 第6番 ロ短調 Op.54 (シカゴ交響楽団)
プロコフィエフ バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64 (NBC交響楽団)
ワーグナー 管弦楽曲集 (ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団)
ヘンデル 組曲「水上の音楽」 (RCAビクター交響楽団)
ドヴォルザーク 交響曲 第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」 (ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)
スメタナ 交響詩「モルダウ」/歌劇「売られた花嫁」序曲 (RCAビクター交響楽団)
チャイコフスキー 交響曲 第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」 (ロンドン交響楽団)
リムスキーコルサコフ 交響組曲「シェエラザード」(ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団)
J.S.バッハ ストコフスキー編曲集 (ロンドン交響楽団)
ヘンデル:王宮の花火の音楽 (RCAビクター交響楽団)
ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98 (ニュー・フィルハーモニア管弦楽団)
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」 (ロンドン交響楽団)

ストコフスキーはカラヤンなどのドイツ系正統派(?)に対して、「魔術師」というような表現でキワモノ扱いされた指揮者です。ひとつのオーケストラに留まることなく気ままに好きなスケジュールで様々なオーケストラを指揮したこともあり、カラヤンとベルリン・フィル、バーンスタインとニューヨーク・フィル、ベームとウィーン・フィルという定番の組み合わせが無くこの面でもつかみ所のないイメージとなっています。
私自身も、CDショップでチャイコフスキーの悲愴が10種類あったとして、この中からあえてストコフスキー盤を選択はしなかった人間です。多くの音楽ファンがおそらく同じ行動を取っているでしょう。
今回RCAに残されたステレオ録音の14枚組が格安で発売。待ってました! です。多くの場合、このようなセットは既に何枚かを持っていて、その差額を計算して購入するのですが今回は1枚だけ。それだけ今までストコフスキーを聴いていなかったという証です。

このセットのオーケストラの多様なこと感心します。シカゴ、ロンドン、ニュー・フィルハーモニア、ロイヤル、RCAビクター そして NBCとシンフォニー・オヴ・ジ・エアーもあります。それぞれのオーケストラがストコフスキーの音を出しているんです。こりゃ魔術師ですは。

セットの中の1番はチャイコフスキーの悲愴。これだけ、テンポを気持ちよくひねり回して、演歌のようにコブシを効かせている悲愴は初めてです。感情移入して鼻歌でメロディを歌うとこんな感じになってます。初心者向きではないですが、こんな楽しい悲愴はありません。
またマーラーの2番、これはストコフスキー節は控えめの正統派のマーラー。聴き応えあります。ブラームスの4番、これは歌いすぎと言ってもよいほど歌います。

長老ストコフスキー翁に対してオーケストラの団員達は反感を持つこと無しに、最大限のプレーをしているようです。
楽しいCDセットです。お薦め。


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「アイ・アム・ナンバー4」 DVD アレックス・ペティファー

2012-03-10 | 映画

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2011年 米国作品

地球にロリアンから9人の異星人が潜伏していた。彼らを追ってモガドリアンという破壊者が地球にやってくる。異星人9人は1から9までの番号がつけられており、その1から3番がモガドリアンによって殺されていた。
4番目のジョン(アレックス・ペティファー)は自分の持っている超能力パワーに目覚め始めるが、次に命を狙われていることを聞かされる。ジョンは自分の命を奪おうとするモガドリアンと対決することを決心する。

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超能力を持った異星人のジョンと彼の命を狙う悪玉エイリアン モガドリアンの闘い。これを高校生の青春ドラマと掛け合わせて、サラ(ダイアナ・アグロン)とジョンの恋愛がもうひとつのお楽しみになっています。

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イケメンのヒーロー、そして彼女も極めて美人。彼らによるSFアクション映画です。
活劇として楽しめるのですが、ピンチとなったら突然 ナンバー6が登場したり、飼い犬が変身して敵と戦ったりします。これが、「少しはこの理由付けしてよ」と言いたくなるくらい、いい加減。ツッコミどころが満載です。
またヒーローが目覚めていく超能力も、一体何ができるのかが納得できない。都合の良い時に、能力が開花するようで納得感がありませんでした。

アクション映画として、理屈抜きに楽しまねばならない映画です。


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「ロマン派の交響曲~『未完成』から『悲愴』まで」 玉木正之、金聖響

2012-03-09 | 本と雑誌

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講談社現代新書 282ページ 760円+税
19世紀のロマン派 シューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイコフスキーの6人の作曲家の作品を 音楽の知識はない、楽譜は読めないけれどもっと音楽を深く味わいたい、音楽を楽しみたい という音楽ファンのために解説した書。
金聖響さんは現在神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者を務める若手・俊英。現役指揮者が、ロマン派作曲家の名曲の聴き方を解説するという贅沢な内容です。
玉木正之さんは京都の祇園生まれの作家、音楽評論家。このお方はまさに楽譜が読めないけれどこの上なきクラシックのファンです。

このコンビは「ベートーヴェンの交響曲」と題してベートーヴェンの9曲の交響曲を解説。この「ロマン派」が第2作目。そして最新作が「マーラーの交響曲」。私はこの「マーラー」でこのシリーズを知り、3作目からこの2作目へさかのぼった次第です。

チャイコフスキーの章で「楽譜にない手垢がこびりつく」が一番印象に残っています。多くの指揮者がチャイコフスキーの後半の交響曲を指揮して、オーケストラを響かせてきたために、楽譜に無い演奏がオーケストラ団員の常識になってしまっている。一人の聴き手である私ですら、演歌で言えばこぶしをきかせて悲愴のフレーズをくちずさんでいます。それほど、チャイコフスキーの音楽は麻薬のように快感が得られます。

新書本としては文字が詰まったページ数の多い本ですが、決して長いとか感じません。一晩で一気に読んでしまいました。初級、上級問わずクラシック・ファンにはお薦めです。



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「コンテイジョン」 DVD マット・デイモン

2012-03-08 | 映画

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2011年 米国作品。
香港からアメリカに戻ったミッチ(マット・デイモン)の妻ベス(グウィネス・パルトロー)が高熱を発し2日後に死亡する。香港、ロンドン、東京で同じ症状の死亡者が発生。調査の結果コウモリと豚を介した極めて致死性の高い新型ウイルスの発生が確認される。
CDCやWHOがワクチン開発などの対策を進めるが、このウイルスは全世界の大都市にて猛威をふるい、各地で暴動が起こり始める。

2

新型ウイルスのパンデミックもの。ドキュメンタリー・タッチで淡々とストーリーが進行していきます。CDCなどの組織の活動、人間の動き、そしてウイルスの考察が緻密に行われているので、全く違和感無く映画の世界に入っていけました。2009年の日本映画「感染列島」のいい加減な考証とは次元が違います。映画の作りの中に瑕疵があると醒めてしまうのですが、本作は全くその懸念がありません。良くできています。

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マット・デイモンやジュード・ロウなどの有名俳優を使いながら、彼らに派手なことはさせず地道にウイルスが猛威をふるうアメリカを描かせています。地味すぎるくらいです。ここまで抑えたから、ウイルスの恐怖が伝わって来るのでしょう。
佳作です。


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「すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!」 大橋禅太郎

2012-03-07 | 本と雑誌

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大和書房 160ページ 1400円+税
「すごい会議」により、会議が変わる。それだけではなく会社が元気になる。ハワード・ゴールドマンにより開発された経営ミーティングの方法を伝授された著者 大橋禅太郎がわかりやすく解説。

「すごい会議」を取り入れると次の変化が起こる。
・会議での話し方が変わる。
・問題の解決のしかたが変わる。
・意思決定の方法が明確になる。
・短期的で明確で共有共感のできる目標ができる。
・各自がなにをするのかが分かる。
・命令権を持たない部署への無茶なリクエストができるようになる。
・約束が尊重されるようになる。
会議という場所でスタートするが、会社全体が短期間に進化する。

「問題を『どのようにすれば~か?』の疑問文に置き換える。」「言えない問題を言ってみる」 こういうところからスタートして会議の生産性を上げるに留まらず、会議を全く違う次元まで高めてしまう方法が書かれています。
実は、この本は初版発行の2005年に一度読んでいます。2週間前に読んだ「日産驚異の会議」に触発されて、本棚の奥から引っ張り出した次第。「日産驚異の会議」より数ランク上の内容です。

再度読み直して、できているところ(少しだけ) と できていないところ(たくさん) を確認。もう一度取り組みます。

短い本ですが、目から鱗 のテクニックが多数あり。また大橋さんの実体験を使っての解説がなされており、読み物としても面白く、すなわち記憶のひも付けができる形で書かれています。この本、ビジネスマンの必携・必読の書。お薦めです。



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「ペリカン Pelikan M205 DUO 専用 ハイライターインク」

2012-03-06 | 文具

P3041016s

銀座嶋屋の楽天店から購入。820円。

ペリカンのM205 DUO イエローデモンストレーター という黄色透明軸のラインマーカー(ハイライター)用万年筆の<専用>蛍光イエローインク。

パッケージはインク色の外装です。
これがボトル。蛍光イエローの液体が入っています。想像以上に透明度が高いことに驚きました。

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このインクを手元にあったペリカンのPelikano juniorという生徒向けの太字万年筆に注入。

こんな色合いです。写真では分からないですが、「蛍光」してます。

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100円程度のペン先がフェルトのラインマーカーのように、文字を<塗る>ことはできませんので、アンダーラインを<引く>ことになります。
鮮やかな発色です。これは良い色です。

実はペリカンはこのインクをM205以外の万年筆で使用することを禁止しています。これは、このインクの粒子が大きくて、ペン先が詰まることが起こるため。
M205は1万円以上する万年筆。おいそれとは買えないので、今回はインクのみを入手。
M205のペン先はBB(極太)なので、太字のPelikano juniorなら使えるかと思い、実験的に使用を開始しました。今のところは問題なく使えています。ペン先詰まりなどの事故が発生したら、追って報告します。


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「日輪の遺産」 堺雅人、中村獅童

2012-03-05 | 映画

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2011年作品。
終戦直前の昭和20年8月。近衛師団の真柴少佐(堺雅人)は、小泉中尉、望月曹長(中村獅童)とともに陸軍のトップから、山下将軍が持ち帰ったマッカーサーの900億円の財宝を多摩の陸軍工場へ隠匿する命を受ける。この作業は勤労動員20名の12歳の少女が行うことになる。そしてこの任務を終えた終戦の前日、真柴少佐は非道な命を受ける。

期待以上、いや想定外に面白い映画でした。どんな風にストーリーが展開していくか、ハラハラ、ドキドキさせられました。きっちりと、どんでん返しも用意されています。
当時の日本人の国を愛す気持ちとその行動が美しく描かれており、これも感動。良い作品です。

2

中村獅童の存在感には圧倒され続けました。この人が現れると画面が締まります。シーンのテンションがワンランク上がります。
ユースケ・サンタマリアも「それらしい」演技できていました。堺雅人は、他の映画の印象が強すぎるのか、陸軍軍人として見えにくいところが見受けられ、彼だけが損をした形になっています。

ストーリーは地味ですが、引き込まれること間違いなし。お薦めです。


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「メアリー・ケイト」 ドゥエイン・スウィアジンスキー

2012-03-04 | 本と雑誌

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早川書房 408ページ 840円+税
「あなたのドリンクに毒を盛ったわ。」フィラデルフィア国際空港のバーでジャックは隣の席の美女 ケリー・ホワイトに言われる。そして解毒剤が欲しければ片時もその女の側を離れないという条件を突きつけられる。最初ジャックは信じず、ケリーから離れるが、そのうち激しい嘔吐が繰り返し起こり、ケリーの元に戻る。そこにCI-6の工作員 コワルフスキーが登場し逃亡・追跡劇が始まる。

ドゥエイン・スウィアジンスキーは先に「解雇手当」を読んでいました。これと同じ、アメリカの漫画(コミック)のような、コマ割を感じさせるストーリー展開です。人物の心理描写の味わいや深まりとは無縁、文学を楽しむのではなく、めくるめくスピードで展開するシーンを追っていくという作品。
公手成幸の翻訳がテンポ良く、原作の疾走感をそぐようなことはしていません。

本作「 メアリー・ケイト」、そして「解雇手当」どちらから読んでも こんな小説があったんだ と感心するかと思います。
軽いサスペンス小説がお好みのお方にお薦めです。


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「モールス」 DVD クロエ・グレース・モレッツ

2012-03-03 | 映画

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2010年 米国作品、2011年 日本公開。
スウェーデンの「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイク。
学校のいじめられっ子オーウェンは隣に引っ越してきたアビーと知り合い、惹かれるようになる。しかし、アビーはヴァンパイアで、父親と見える男が人を殺して血液をアビーに与えていた。

「ぼくのエリ 200歳の少女」をそのまま、作り替える箇所無くアメリカ映画にリメイクしています。アメリカの映画なので、カメラのアングルがよく考えられ言うまでもなく画質が優れ、CGが見事です。


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アビー役のクロエ・グレース・モレッツが 生きるために血が必要な12歳の少女の哀しさを上手く演じています。「キック・アス」と同じ2010年の映画、すなわち当時13歳ですが、セクシーさも感じさせるほど、吸血鬼になりきっています。
彼女にはジュリア・ロバーツを彷彿させる輝きがあります。次の映画が楽しみです。

オリジナルの「ぼくのエリ 200歳の少女」を数倍グレードアップさせた、嬉しい吸血鬼映画。お薦めです。


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レオン・フライシャー ベートーヴェン&ブラームス ピアノ協奏曲全集

2012-03-02 | 音楽

Leon_fleisher

Leon Fleisher plays Beethoven and Brahms Concertos
Georg Szell Cleveland Orchestra
SONY Classical 5CD

Tower Recordsで1800円弱で購入。安いですね。
1956年~1962年のステレオ最初期のエッピックの録音。ベートーヴェン ピアノ協奏曲 1~5番、 ブラームス ピアノ協奏曲 1~2番の全集に モーツアルト ピアノ協奏曲 25番、ブラームスのヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調 と ワルツ集が収録されています。

レオン・フライシャーは今回初めての購入です。活躍期間が短く、このためリリーしたアルバムも少ないこと、さらにレコード会社の扱いも上位ではなかったことがあり、今まで聴いたことがなかったです。
今回、セル指揮クリーブランド管弦楽団とのベートーベンとブラームスの協奏曲全集が廉価版で発売されて初めての対面となりました。

1曲目のベートーヴェン 協奏曲第1番でセルがフライシャーを好んだ理由がすぐに分かりました。ストイックなセルとクリーヴランド管弦楽団の音色にぴったりと調和する、贅肉の無い引き締まったフライシャーのピアノは、これ以上あり得ないと思うほどのマッチング。フライシャーには失礼かもしれませんが、ピアノがクリーヴランド管弦楽団のひとつの楽器のように音色が合っています。
0.1mmのロットリングによる精密画のようなセルとクリーヴランドの演奏、これに勝るとも劣らない濁り成分の全くないフライシャーのピアノ。こんなに絞りきった音楽芸術は他にはありません。当時コロムビアはバーンスタインとニューヨーク・フィル、オーマンディとフィラデルフィア、そしてセルとクリーヴランドの3本柱を所有していました。この中でフライシャーにぴたりとはまるのはセルとクリーヴランドです。他のオケは考えられません。

この全集の中では、ベートーヴェンの1番、2番が好きですね。このコンビの面目躍如です。
この演奏と反対の方向で少し豊潤な音になっているブラームスの2番も美しい演奏です。
ただし、この演奏が好きかと聞かれると・・・、半導体の設計図のように誤差のない精密な演奏は素晴らしいですが、遊びがないと楽しめない、時によっては息が詰まってしまいます。デッドな録音による影響もありますが、音色も薄味過ぎ。やはり、この対極にあるグラマーな演奏が好きです。

CD 1枚以下の価格で5枚組全集が買えます。最近の流行とは毛色が異なっていますが、大変味わい深い演奏です。ストイックな演奏がお好みのお方にはお薦めです。


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