楽工社 350ページ 1800円+税
特許事務所でアルバイトをしている女子大生のマイ は所長弁理士から、大学の講義で使うために「個性的な特許を見つける」という仕事を与えられた。そこで、マイは孫正義、ホリエモン、ビートたけし、菅元総理などの著名人の特許や、青色LED、地球温暖化防止、iPS細胞、悪徳商法など話題となった事件にまつわる特許を見つけてきて、所長に解説してもらう。
発明とは何か、どんな発明が特許になるか、出願から登録までの流れ、特許権の成立後、無効審判、外国特許 と特許に関する法律、手続きを 有名かつ分かりやすい事例を持って、女子大生マイの知識レベルで解説。知的財産の入門書としては、ツボをしっかりと押さた優れた作品となっています。
超ベストセラーになった女子高校生の「もしドラ」、そして女子大生ものの先行者 山田真哉の「女子大生会計士の事件簿」シリーズの成功にあやかっての 本作 女子大生マイ の登場かと思います。特許の解説に重きを置いたためか、マイという人物が無味乾燥、血が通いませんでした。女子大生としての魅力が不足。ここだけがマイナスポイント。
知的財産、特許についての敷居を一挙に下げてくれた入門書。著名人の とんでもない特許 を材料として面白おかしく 学べます。 特許ってどんなもんだろう という少し興味を持ったお方、新入社員の教育ネタを探しているお方(日本に何人いるんだろう?)にお薦めです。
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