へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「趣味の文具箱 21」 エイムック2300

2012-03-01 | 本と雑誌

21s


枻出版 152ページ 1500円+税
このVol.21のサブタイトルは「何本でも欲しくなるペンとインク」。まさにその通りですね。こういう本は、中毒症状を悪化させるから危険です。

秀逸な特集は「ベスト万年筆インクを探せ」です。主要メーカーのボトルとカートリッジインクの紹介です。折り込みページにはここで紹介された全インクの 色見本 が付いています。同じブルーでも、メーカーによって青みが強かったり、緑成分が入っていたりする様が一目瞭然となっています。この1枚だけで、この本を買った値打ちありです。

P2260989s


セーラー万年筆の名工 長原宜義さんによる「長刀研ぎ」「長刀ふでDEまんねん」のペン先拡大写真とその解説、特に名工の技術解説も堪能しました。

「なんちゃってトンボ鉛筆」ではトンボ鉛筆8900のそっくりものについての写真付き解説が、万年筆のお堅い話の中でのリフレッシュメントになっており、これも二重丸。中国の模倣品のことかと思いきや、昭和10年から20年代にかけてトンボ鉛筆8900のそっくり商品が何種類も日本で登場したことの話。いやはや、今の中国と同じようなことしてたのですね。最高傑作が「三菱トンボ鉛筆」。最終的には商標侵害で消滅しましたが、ここまでやるとジョーク商品とも言えます。

文具オタクにとってはこんなに楽しいムック本はありません。
次の号がどんな内容か、楽しみになってきました。



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