日経BP社 392ページ 1800円+税
「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」に続く第2弾。
スティーブ・ジョブズの生き方を「仕事、人生で基本とする7つの法則」にまとめて説明。
法則の説明の前書きにあたる「ジョブズならどうするだろうか?」の章の記述。
「アップルがこの12年間でしてきたことを考えると、ハードウェアは出発点とさえ言えない。アップルは音楽業界、映画業界、テレビ業界の変化を大きく加速し、携帯電話を一変させたのだ」
この文章にイノベーションが語り尽くされています。これを成し遂げたのがスティーブ・ジョブズということなのです。
iPodが登場しなければ、MP3プレーヤーはどうなっていたか。iPhoneが登場しなければ、今のような便利な携帯電話は無かった。これはAppleによって、実現された『夢』なのです。
スティーブ・ジョブズやAppleの話は棚に上げて、本書について冷静に思い返すと、前作「プレゼン」が10点とすると2点の出来映えです。それは、タイトルにスティーブ・ジョブズを冠しながら、9割が他企業、他起業者のエピソードであるのです。スティーブ・ジョブズだけではネタ不足で400ページの本にならなかったと想像します。ふくらし粉を使うのは致し方なしとしても、9割が添加物というのはいただけません。看板に偽りあり。
期待が大きかっただけに、裏切られ感が途方もなく大きくなってしまいました。「プレゼン」は価値ありましたが、本書は 値打ち少ないです。
お薦めしません。
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