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「依頼人 ~ザ・クライアント~」 DVD スーザン・サランドン、 トミー・リー・ジョーンズ

2011-07-16 | 映画

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1994年米国映画。
ジョン・グリシャムのベストセラーの映画化。
弟と一緒に家の近くの森である男の自殺の場面に出くわして、その男に捕まり打ち明け話を聞いてしまった11歳のマーク・スウェイは、マフィアから命を狙われることになってしまう。マフィアを追うFBIの捜査官は功名心に逸り、マークやその家族を守ることは二の次。そこで、マークは弁護士を雇うことを決め、弁護士のオフィスへ。話を聞いてくれた弁護士レジー・ラブ(スーザン・サランドン)はマークの所持金 1ドルで弁護を引き受けることにした。

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十数年ぶりに「依頼人」を観ました。マークがポケットからしわくちゃの1ドル札を出して依頼するシーン、いいですね。この少年にとっての全財産をはたいて母親、弟を守ろうという心にレジーの心が共鳴するところです。
そしてその直後のFBIの捜査官達に取り囲まれて尋問を受けるマークがテープレコーダーに録音、後で登場したレジーがこれを再生した時のFBIの捜査官連中の苦虫をかみつぶした顔。ここは本当に胸がすく思いします。この映画のベストシーンです。

グリシャムの小説は初期の「ザ・ファーム」「ペリカン文書」そしてこの「依頼人」が好みです。映画も同じくこの3作が良いですね。映画では次点が「レインメーカー」かな。

こういう子供が出てくる映画は子役の上手さが話題になることが多いですが、本作はちょっと違います。マーク役ブラッド・レンフロの演技は上手いのですが、これ以上に目立っちゃっているのがトミー・リー・ジョーンズです。この映画の前年 1993年に「逃亡者」で連邦保安官ジェラードとしてぴったりとはまった役しました。その延長線上に「依頼人」があります。今回は野心に満ちたちょっと悪い役。やりこめられて困った時の顔など、味わいがあります。この頃のトミー・リー・ジョーンズはのりにのっていました。

退屈させない良い映画。お薦めです。


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