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「野村の見立て わたしが見抜いた意外な長所・短所」 野村克也

2011-07-27 | 本と雑誌

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東邦出版 184ページ 1143円+税
今シーズンのプロ野球12球団に対して野村克也さんが次の要素について分析「見立て」した本。
ルーキー、捕手、監督、新戦力、打撃陣、投手陣、フロント・コーチング・スタッフ

監督の章にあった
「監督には『近未来創造力』が必要である」
これが本書のメインディッシュかと思います。
勝負を行う以上は監督は「現在」の成績が求められるが、これでは監督業は務まらない。「未来」を作り上げていってこそ、初めて監督の価値がある。
これは、野球だけではなくビジネスの世界でも同じ。アメリカから導入された目標管理制度によって、1年間、半年間の現在の成果、成績を追い求めがちであるが、本来ならば数年先の未来を考えて組織や人材作りに情熱を振り向けるべき。
最近のプロ野球の監督は2~3年で交代するから(交代させられるから)、未来のことを考えたチーム作りができないという状況。・・・日本の首相は1年ですから、さらにひどいですね。

ご期待通り、城島選手、星野監督に対しては辛辣な評価が書かれています。これ以外、成績が低迷しているチームの体質についても同様に、歯に衣着せず本質をついて書いておられます。
ヤクルトに対しては評価が甘いのではないかと思うところが何カ所かありましたが、これはご愛敬ということで。

プロ野球界の課題を野村の目で赤裸にした書。これを読んでプロ野球を観たら、さらに野球が楽しめるかと思います。
お薦めです。


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