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「90年代スポーツカーのすべて」 モーターファン別冊

2016-08-30 | 本と雑誌


三栄書房 218ページ 1000円+税

「80年代スポーツカーのすべて」に続いて「90年代」が発売になりました。三栄書房の 『すべて』シリーズは良いところ突きますね。 またか! と思いつつ買ってしまいます。
表紙はホンダ NSX。先日 新型車が発表になり、初代との比較記事が書かれたりして注目を浴びています。
アメリカの法律、25年ルールの影響を受けて、NSXやスカイライン R32というこの時代の高性能スポーツカーの価格が高騰しています。
最近はこのようなメーカーや世間の情勢によってスポーツカーを意識することが多くなりました。

ライトスポーツのコーナーにユーノス プレッソ、ホンダ CR-Xデルソル、三菱 FTO、スズキ X-90というすっかり忘れていた名車(迷車)があります。
1800CC V6エンジンを搭載したプレッソ。この頃のマツダは5系列の販売店を作り、この店舗用に次々と新車を作っていた時期。ユーノス500、コスモやこのプレッソのエクステリアの面構成は日本車離れをして美しく、すれ違うと見とれてしまうものでした。
デルソルは屋根の開閉がサンダーバードのメカのように凝った作り。経時劣化で閉まらなくなるのではと心配したギミックでした。
FTOはフィアット クーペに瓜二つ。トルコン式オートマでありながら、脇のゲートの+-セレクタでマニュアル変速ができるポルシェのティプトロニックと同じ機能を格安で提供してくれました。
X-90はエクスードをベースとした2シータ-。こういうクルマは誰が買うの? といく疑問。マーケティングに従ったら、絶対に作れない車種でした。

この時代は大きな高性能車と軽のスポーツカーという価格両極端でスポーツカーの花が咲きました。
特に好きなのが軽自動車。ホンダ ビート、スズキ カプチーノ、マツダ AZ-1。ダイハツのコペンはこれよりも後の世代になります。当時のホンダのラインアップの最上位、最下位がミッドシップ・スポーツカー。そしてNSXが発売されるとこの時代の再現になります。これを機にホンダが、また日本のメーカーがより元気になって欲しいです。

90年代スポーツカーのすべて (モーターファン別冊)
クリエーター情報なし
三栄書房
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