三栄書房 96ページ 722円+税
RENAULT TWINGOのすべて
モーターファン別冊の「すべて」のインポートシリーズにTwingoが登場。このシリーズではメルセデス、BMW、アウディ、ポルシェの独車が圧倒的に多く、ついでルノー、プジョー、シトロエンの仏車、残りをイタリア、イギリス、アメリカ車という構成になっています。ルノーは最近はルテーシア、キャプチャー、カングーが登場して活況。一方でシトロエンは2年間前にC4ピカソが出版、その前はかなり昔に遡らねばなりません。メーカーごとに出版社、編集者にとって魅力あるクルマ作りがされているかどうかが分かります。
さてTwingo。私は初代の後期型、Quick Shiftというシングルクラッチの自動変速モデルを所有していました。3代目はリアエンジン、リアドライブへと大きく変革。これは興味有りますね。デザインも面白いし、キャンバストップが用意されていることや 200万円を切る価格設定も素晴らしい。
Twingoの初代、2代目は上位車種のルテーシアのひと世代前のプラットフォーム、コンポーネンツを使って、「安くて楽しいクルマ」を作っていました。ところが3代目はこのクルマのために(実はスマートと共有ではありますが)、リアエンジンのクルマに大変革。FFが主流の現在、各自動車メーカーはFFのための部品やFFに向けた技術蓄積があります。これを使わないというハイリスクの選択を行ったルノーに拍手。醒めた眼で観たら、日産に助けてもらっているのに、こんなクルマ作るなんて どうなんだか でも、これを認めた経営は良いなぁとか思ったりもします。
三菱自動車が数年前まで販売していた軽自動車 i(アイ)があります。こちらはミッドシップというふれ込み。Twingoもエンジンがリアアスクルよりも前に置かれているので、iと同じくミッドシップをうたっても問題ありません。i は意図的に前衛的なエクステリアを作っていますがTwingoは逆。リアエンジンを感じさせません。一般の人からは普通のFFにしか見えません。リア タイヤの配置と張り出し感は似ていますね。
書き出したら止まらなくなりました。一旦はここまでにします。
ルノー・トゥインゴのすべて (モーターファン別冊 インポートシリーズ Vol. 57) | |
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