2016年作品。
加藤シゲアキ原作小説の映画化。
売れっ子俳優の白木蓮吾(中島裕翔)が突然の自殺を遂げた。その発見者は幼友達の河田大貴(菅田将暉)。大貴は用意された6通の遺書から白木蓮吾にふさわしい1通を選び、現場を整える。そして遺書が知られることになり、大貴が書いた蓮吾の半生が書籍化され、大貴の主演で映画化されることになる。
「幕開けから62分後の衝撃!」のキャッチコピー。この意味は・・・判りました。こういう仕掛けだったんですね。
62分までは、ストーリーの流れが良く面白い。しかし、62分後に画面がグレーになってからの進行がギクシャクしてよろしくない。「なるほど、こういう造りだったのね」と判って、そしてどんどん醒めていってしまいました。
蓮吾役の中島裕翔、前半はよく分かる良い演技。しかしながら、葛藤に悩む姿を演じる後半は荷が重い。観客が白けてしまいます。
サリー役の夏帆は魅力的な女性を演じますね。「海街diary」の三女役も良かったけれど、本作はされに成長しています。次作が楽しみな女優となりました。
映画の中の映画というトリックを使った作品。2つの世界の描き方に工夫をしていますが、私の基準からは「こういうことをしてはダメ」という悪行してます。ハズレ作品になりました。
ピンクとグレー DVD スタンダード・エディション | |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA / 角川書店 |