2004年 米独作品。
サンフランシスコで初の女性捜査官となったジェシカ(アシュレイ・ジャッド)。ジェシカが関係を持った男が殴り殺される事件が連続して発生する。ジェシカは子供の頃に警察官であった父親が母親を殺害した後自殺するという事件にあい、ミルズ本部長(サミュエル・L・ジャクソン)に捜査官としての冴え愛妻教育を受けて育てられていた。同僚からも疑われ、ジェシカ自身も自分が犯人ではないかと悩み始める。
エリート教育を受けた優秀な女性捜査官。彼女は過去のトラウマが原因で酒量が増えており、酒場などで知り合った男とその夜限りのプレイとして寝る性癖がある。前日に寝た男が殴り殺される事件が発生。これが連続する。さらに、彼女には関係を持った夜の記憶が定かではない。自分が犯人なのか、それとも誰かが自分をはめようとしているのか? サスペンスが深まっていきます。
精神的な課題を持っていそうな自分自身、怪しげな同僚。犯人は誰なのか と悩むヒロイン。ストーリーは良いですね。ハラハラ、ドキドキします。
欠点はヒロインがあまり美しくないこと。アシュレイ・ジャッドは当時36歳くらい。警察の強い女性として成り立っていますが、追い込まれた女性の姿として垣間見たい繊細さ、可憐さがありません。本作のメインを男としても、切れてしまいそうな弱さがあると、スリル、サスペンスが深まり臨場感と共感が高まり画面に巻き込まれたと思います。
なお推理ものの結末としては、よろしくない構成です。
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