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「日本海大海戦」 DVD 三船敏郎

2011-08-26 | 映画

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1969年 制作。
日露戦争のバルチック艦隊との海戦を描いた良き時代の東宝の戦記映画。
義和団の乱の後、日本の抗議を無視してロシアは5万の将兵を満州に留めていた。明治天皇からロシア皇帝へ電報を打ったが、これも無視された。日本はこのままではロシアがアジアを支配し日本の独立も危ぶまれると判断して国交断絶した。
ロシアの旅順艦隊への攻撃から始まり、黄海海戦、旅順攻略を経て日本海海戦に至るまでを東郷平八郎(三船敏郎)を中心とした海軍の活躍を描いています。

「日本海の制海権が失われると日本が無くなる」「バルチック艦隊に負ける時は日本が無くなる時」。この台詞にあるように超大国ロシアの驚異に対して小国日本が国の独立を守るために戦ったこと、そしてこれに対して国民が一致団結していたことが描かれています。1969年当時はこのような台詞を使っても、妙な団体からの圧力は無かったのですね。

東郷平八郎を演じた三船敏郎は、やはり凄い。軍人の役だから、演技できる幅は狭いのですが、この 圧倒的な存在感 はなんと言ったらよいのでしょうか。表情、いや後ろ姿でも語っています。こんな俳優は、この後には出てこないですね。

Web見ていたら、円谷英二が実質的に参加した最後の特殊撮影だそうです。今ならパソコンを使ってCGで済ませるところを、手間暇かけた撮影と編集しています。本作の特殊撮影は様式美の世界まで踏み込んだよう。美しいです。

今の映画と違って展開がゆったりとしているので、若い人は途中で寝ちゃうかもしれません。逆に私の年代では安心して観られる心地よい進行ペース。
お薦めです。



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