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紙管スピーカーの制作 その2 タイムドメイン Yoshii9を作る

2011-08-02 | オーディオ
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工作材料が揃ったら、もう半分はできあがったのと同じ。では、制作の開始です。

まず、台座となる20cm角のMDFにスピーカケーブルを通す穴を開けます。錐であっという間に穴が開きました。
次回以降のために:MDFが6mm厚。これが薄かった。もしも同じ材料を使う場合は2~3枚を接着して使うべし。
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足の接着。MDFに30mm角立方体のウッドブロックを接着。木の目は垂直に。
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吸音材として使うフェルト(これがユニットの次に高価だった)を4等分。
これを紙管の中に両面テープで接着。
次回以降のために:フェルトはこの2倍ほど使った方が良いのかもしれません。現時点ではもう少しあった方が音が良くなったかなという感触があります。
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台座にT型塩ビを接着剤で固定。空気漏れの発生しないように、多めの接着剤を使います。
T型塩ビの横の口には、40mm径のネジ式掃除口を付けています。これが今回の工作のポイント。
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スピーカユニット(FE83En)のおしりに板付きナットを瞬間接着剤で固定。
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安心クッション(これはガラステーブルやステンレス・ラックの端をけが防止のために覆うぷにゃぷにゃしたゴムです)を紙管に合わせてカット。ちょうど紙管 1周になって、隙間ができないようにカットします。
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これを紙管の端に接着。
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これを台座に固定されたT型塩ビの奥に余った30mm角立方体のウッドブロックを接着。紙管内の共鳴を和らげるために乱反射目的です。
次回以降のために:もっと大きな、かつ斜めカットの木材を入れた方が論理的には効果がありますね。
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家にあった吸音用スポンジを15cm×10cmの大きさにカット。
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これを先の台座のT型塩ビの奥に押し込みます。

スピーカユニットにスピーカケーブルを接続、そしてナガネジを板付きナットにねじ込みます。
次回以降のために:今回はM10ネジを使いましたが、もう少し太い、すなわち重いネジを使った方が良かったかもしれません。
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写真撮るのを忘れましたが、ここでT型塩ビと紙管の接着。T型塩ビの内側 1周にクッション粘着両面テープを貼り付け。紙管の端にボンドをたっぷり塗り込んで、紙管をT型塩ビに差し込みます。最近のボンドは性能が良くなって、完全乾燥までは行きませんが10分で一体化しました。

ナガネジ、スピーカケーブルから紙管に挿入、スピーカユニットを紙管の上にのせます。
スピーカユニットはネジ止めしません。ナガネジの重さで下方へ引っ張られます。スピーカユニットと紙管は間の安心クッションによって、振動が伝わらない かつ 空気漏れが無い状態になります。
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ユニットが天井に向くので埃の害の課題があるので、茶こしをユニットカバーとして乗せます。スピーカユニットの磁力で茶こしがぴたりと固定されます。
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これで完成。
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さて、足元のT型塩ビ。ネジ式掃除口を閉めれば密閉型に。開けるとバスレフになります。
奇しくもバスレフのポート径、ポート長はフォステクスの推奨キャビネットと同じです。
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さて音は・・・・私の今までのスピーカの常識とは違う、音場型のふくよかな再生音です。
振動板が馴染んでいないので、現時点では「弦の再生が」「女性ボーカルが」ということは判断できません。
口径が8cmなので、絶対的な低音再生には限界があります。ここはサブウーファーで補えば良い領域です。試しにYAMAHAのサブウーファーと連動させたら、相性の良さにびっくり。壮大なスケールになりました。
今後吸音材の出し入れや、ナガネジの重さ調整などで チューニングを進めていきます。
これから良き音に成長させていく楽しみがあります。

工作時間は3.5時間。こんな短時間でできちゃいました。


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