1985年 米国映画。
俳優ジェイク（クレイグ・ワッスン）は閉所恐怖症が出て映画撮影途中で切り上げ家に帰ると、同棲相手の浮気現場に出くわしてしまう。映画からも降ろされ、寝泊まりするところもなく途方に暮れていたジェイクにサムがハリウッドの家の留守番を頼む。
ジェイクは望遠鏡でベランダから向かいの豪邸で毎夜決まった時間にエロティックなダンスをする美人の姿を見る。ある夜、同じように盗み見をしている野蛮な顔をした男を発見、ジェイクはこの美人を守るために後をつける。
窓越しに見えるダンスの姿を観た瞬間、ヒッチコックの「裏窓」を思い出しました。また、ジェイクが閉所恐怖症にみまわれるシーンは同じくヒッチコックの「めまい」を連想。
Webで調べたら、なるほど監督ブライアン・デ・パルマはヒッチコックを崇拝しており本作は「裏窓」と「めまい」をモチーフにしているとのこと。がってんです。
エロティック、サスペンスそして意外なトリックと犯人。おいしい要素をそろえた映画です。ボディ・ダブルというタイトルも「なるほどな」「やられた」というところです。
画面には絶えず緊張感が走る、密度の高い映画です。
お薦めです。
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