漢方メタボ対策に必要な知識

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相変わらず売り上げを伸ばしている小林製薬の防風通聖散製剤ナイシトールとロート製薬の防風通聖散和漢箋。単純に、

防風通聖散は内臓脂肪を取る漢方薬
→だからメタボリック対策

という認識だけが先行している事に若干不信感をもっている。そもそも、漢方の治療を試みるならば、症状よりも先に「患者の体質」が問われるべきだろう。メーカー側がなぜそこを省略しているのか非常に不思議だ。これは薬剤師仲間でもよく話題になる話。

製薬メーカーさん、患者さんの為にもっと正確な情報を出して！！

と、、、ず～っと思っていたわけだが、先ほどカネボウ薬品株式会社の「漢方セラピー」にすこしわかりやすい情報があったので「あっ、これこれ」と思った。

漢方セラピー　むくみ・肥満

むくみ・肥満という症状に対して、体質によってのむべき薬が違うという事がわかりやすく示されている。もし、肥満のタイプが水をためやすい体質の「水太り」だったら、防風通聖散は効かない、というか、無意味？という事になるのだろう。

カネボウ薬品さんの資料を借りると、「食が細い、胃腸が弱く下痢気味、体がむくみやすい」に当てはまる人で、ナイシトールや和漢箋などの防風通聖散製剤をのんでいる人は、一度薬剤師に相談してみる事をおすすめ

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