ナイスちょっとな健康維持

健康維持がテーマ。健康維持は日々の積み重ね。気楽にちょっとずつ続けてナイスでいよう。薬剤師が発信します。

東北大学荒井啓行教授によるアルツハイマー病の早期画像診断

2006-09-21 20:04:52 | 脳の話題
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早期発見が必要でありながらその手段がない(難しい)といわれていたアルツハイマー病。とうとう画像診断による早期発見が可能になりそうだとNHKのニュースで報道していた。研究しているのはあの東北大学の荒井啓行教授。

東北大学の荒井啓行教授といえば、八味地黄丸の投薬で認知症の改善が見られた、という、研究資料を見た時に、漢方の分野で活躍されている方と認識していた。

アルツハイマー病を発病している人の脳内にβアミラーゼアミロイドβ蛋白が長期に渡って蓄積されている事がわかっているが、荒井啓行教授の今回の研究は、このβアミラーゼアミロイドβ蛋白だけを薬剤でマークする事で発病していない人の脳内のβアミラーゼアミロイドβ蛋白蓄積状況を画像診断する事に成功したという話。蓄積開始から発病まで10年とも20年とも言われているので、まだ発病していない人がこの検査をして脳内にβアミラーゼアミロイドβ蛋白が蓄積している事が早期にわかれば、事前に予防をして発病を防ぐ事が可能になるだろう。

βアミラーゼアミロイドβ蛋白だけを染色するのかなぁ。数秒しか報道していなかったので、詳しい事はわからないが、βアミラーゼアミロイドβ蛋白をターゲットにした何かしらの薬剤で着色して診断する、というイメージ。漢方も関係してくるかも。

例えば、50歳の時にアルツハイマー病の元となるβアミラーゼアミロイドβ蛋白蓄積が始まって、放って置くと70歳でアルツハイマー病になる、というケースを想定した場合、55歳でβアミラーゼアミロイドβ蛋白蓄積を画像診断で早期発見して、しっかり予防手段をとれば、アルツハイマー発病を免れる可能性が出てくるという事だ。けっこうビッグニュースと感じる。早期診断の技術が確立するならば、同時に予防領域のビジネスもこれまで以上に活性化されるだろう。

荒井啓行教授、以前から、身近に感じるなぁと思ってたら、その理由がやっとわかった。なんと、私の手の前々回の主治医の先生にそっくり。兄弟みたいだわ

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3 コメント

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Unknown (@秋虎)
2006-09-22 18:40:07
レオ様、初めまして、@秋虎と申します。

このニュースほんとうだったらすごいですね。

私の脳も見てほしいもんです。



@秋虎【介護家族】

http://kaigokazoku.livedoor.biz/
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Unknown (あらいひろゆき)
2007-06-14 15:54:19
βアミラーゼではなく、正しくはアミロイドβ蛋白です。訂正をお願いします。
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大変しつれいしました (かめれおん)
2007-06-15 22:54:25
あらいさま。ちゃんと調べず不正確な表現をしてしまった事お許しください。訂正させていただきました。現在、取り消し線を引かせていただいておりますが、もし、あらいひろゆきさまにご確認いただける事がございましたら、その後取り消し線の箇所は完全に削除いたします。
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