風の備忘録~ ~ ~

風は林に色や形や音を運んできます
忘れないうちに 忘れないように
短い言葉でメモ memo   
       

切抜きから・「マネ」巷野悟郎

2007-02-01 | 好きな詩・短歌

この詩を見つけたのは
2004年(平成16年)の暮から2005年(平成17年)にかけて、
母が入院した病院のロビーにあった広報のチラシだったと思う。

今年と違って とても寒かった。

病院は私の家からは交通の便が良くなかったので
たいていは夫に連れて行ってもらっていた。

古くて薄暗くて綺麗とはいえない病院だったけれど
看護婦さんもお医者さんも親切だった。

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   「マネ」


お母さんが
花が好きだったり
本を読むのが好きだったり
うたをうたうのが好きだったり
お友達と仲良くすると
・・・・・・

赤ちゃんも
花が好きになるし
本を見るのが好きになるし
うたが好きになるし
お友達と仲良くあそぶ

子どもは
お母さんの言うことは聞かないけれど
いつの間にか
お母さんのマネをしながら
育っていく



     巷野 悟郎  著 (こうの ごろう)
  「赤ちゃんが書かせてくれた
     小児科医からママへの手紙」
より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2004年の秋に下の娘に子どもが生まれた。
「子どもがしゃべることが自分にとても似てて
ビックリするの」と娘は私に言ったことがある。

お返事がとても良い。
何か言うと「ハイ」という。
あるとき それは下の娘(子どもの母親)と同じだと気がついた。

子どもは親に似る。
似なくて良いところまでもが似てくる。

検索:メモ

巷野 悟郎

・「赤ちゃんが書かせてくれた小児科医からママへの手紙


  


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