カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞130 金正恩の訪中

2019年01月09日 16時24分14秒 | アジア

北朝鮮の金正恩が列車で北京を訪問したようです。

これは、米朝会談の前では恒例の事らしいので、2回目の「意味のない」米朝会談があることを予測させます。

ただし偽装に長けた韓族ですから、見せかけただけのことかも知れませんね。


金委員長が電撃訪中…習首席との会談で朝米会談の突破口を模索:韓国ハンギョレ 2019-01-08 


金正恩と習近平の会談は、これで4回目になるとのこと。

2018年度も第1回の米朝会談(2018/06/12)の前に2回訪問しております。ただし、2回も訪問したのにその会談が無意味に終わったのであり、今回もまた意味のない会談に終わりそうな気がします。 


正恩氏の訪中 「非核化・平和定着への寄与期待」=韓国外交部:韓国聯合ニュース 2019.01.08 


韓国が中国側から事前に通知があったかどうかについて質問されたのに対して明言を避けたようで「具体的な内容は公表できない」とし「いろいろなルートを通じ、関連内容を把握していた」と言っていたので、直接通知はなかったのでしょう。

あれだけ中国の横暴があったのに「南北、朝中の交流を含む関連事項について緊密に意思疎通し協力している」としてるようで、中国に対して何も言えないことをさらけ出し、韓国が中国の属国化を望んでいると受け止められます。

もちろん

何を話し合ったかについて公表されることはないでしょう。ただ金正恩が中国を訪問して会談をした、だけに終わりそうで、あとはメディアがあれこれ類推するだけです。

興味は、第2回目の米朝会談がどこで行なわれるかだけです。第1回目はシンガポールで開催されましたが、この時、国連制裁で会場の費用を払えなかった北朝鮮が、気丈夫にも「制裁を解除しないと核開発を続ける」としており、核開発の費用はあるらしいですね。

属国になっても中国やロシアを利用して有利にアメリカと交渉しようとしております。お幸せにどうぞ(大笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


韓国の醜聞557 差し押さえ

2019年01月09日 15時29分11秒 | アジア

誰でも許容範囲内なら醜聞を指摘できます。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集め、必要なかたのために出典も提示し、あればリンク先も明示しています。とは言え私は、「リンク先の主張のすべてに賛成している」わけではなく、出典明示の原則を守っているだけです。


強制徴用:韓国野党、安倍首相発言を激しく批判 「日本企業資産の差し押さえ申請は正当」: 朝鮮日報 2019/01/06


珍しく韓国の野党も

日本批判に回り、左派文在寅政権を支持しているようです。

普段は政敵である韓国の与野党は、激しく対立しておりますが、日本批判の場合には「一致団結し一色を欲する韓族ですね。 

韓国の法律に従えば

大法院の判決通りに申請しただけであり、日本の批判は当たらないと言うので、尤もなことです。

ただし私もそう思いますが日本は

大法院の判決が日韓条約に違反

時の政権にヨイショする判決

とみていますので、国の法律同士がぶつかる場合は、国際調停や国際裁判に訴えるだけです。

情緒的に自国の法体系を守るだけでなく、少し疑問をもつのがいいかと思います。 

よって記事にみられる

過去を否定する認識が哀れで見るに忍びない

手のひらで天を隠すようなことはするな」 

はまったく当たらない批判のようで

視野の狭い自国だけにしか関心がない人の意見とみられ、論評に値しません。

まるで大人と子供の会話のようですね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカの醜聞200 非常事態宣言

2019年01月09日 13時08分12秒 | 海外

アメリカとメキシコの国境にをつくる件で

アメリカの政府機能が一部閉鎖されているとのことです。

このは、北上してアメリカとメキシコの国境に押し寄せる中米の難民をアメリカに入らせない為の壁であり、不法移民の排除を目指しております。

しかし上下院で共和党が過半数を握っていたのにトランプ(共和党)に反抗する共和党議員がいて、思い通りの運営とはなりませんでした。

今回の中間選挙(2018/11)で、民主党が下院で過半数を得て、上下院の過半数をとる党が異なるという「健全な」ねじれ現象となりました。

民主党が、壁作成の費用を含めない法案を下院に提出したため、2018/12/22から政府機関の一部が閉鎖されて17日が経過しました。 

こんな時にトランプが 

議会の承認が不要な非常事態宣言」をして米軍兵士に壁を作らせる手法に触れているようです。

あの手この手の法律を駆使して公約を実現しようとする姿は、沖縄の辺野古基地建設反対と似ていますね。

一方でトランプは日本時間の2019/01/09、全米向けのテレビで、壁作成の理解を得る演説をしました。

トランプは 

非常事態でないのに非常事態宣言をして議会を無視しているようで、もう開いた口がふさがらないのでした。

トランプにとっては「メキシコ国境に壁を作る」という公約が実現できないのを非常事態とみているようですが、まるで公約を実現するために非常事態宣言」を利用しているように見え、またまた大統領弾劾のネタが増えたようです。

ただし米特別検察官モラーを直接解任できる司法長官だったセッションズを解任して、言うことを聞く司法長官を指名するようですから、モラーもうかつには動けないのでしょうか。 


壁建設へ非常事態宣言も=政府閉鎖「何年でも」-トランプ米大統領:afp 2019年1月5日


トランプ米大統領、政府機関閉鎖「何年でも覚悟」:afp 2019年1月5日 


非常事態宣言をすれば

「何年でも政府機関の閉鎖を覚悟」をしなくてもいいので、非常事態宣言は例のアドバルーンに過ぎず、民主党を揺さぶるための方策だったのでしょう。

プンプン匂ってくる「うさん臭い」大統領ですね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。 


アメリカの醜聞199 シリア撤退は延期か

2019年01月09日 11時43分59秒 | 海外

数日前にツイッターで米トランプが

シリアから米軍を条件ですぐに撤退させる 

と述べ、すぐに米ボルトンが中東を訪問して

シリアから米軍を条件時間をかけて撤退 

と述べました。ボルトンの

トランプ支持には今のところ変わりがなさそうですが、トランプ発言の訂正と見られます。いつもの「無知に基づくその場しのぎ」でしょうか。

トランプは、会見してもフェイク・ニュース(米メディア)が誤って伝える、として直接ツイッターで述べるのを増やしたのですが、そのツイッターに多くの前言訂正があり、しかも訂正しないところなど独裁者(習近平・プーチン)なみですね。

それでなくても自分自身がフェイク・ニュース発信者であるのに米メディアをフェイク・ニュースだと断定するところなど「いとをかし」。

もし無知でなければボルトンを派遣するはずがないし、若い男女兵士の帰還を歌いあげるはずがないのです。

ただしトランプは、状況によれば「自分とはあわない」としてボルトンを解任するかも知れませんね(笑)。すでにトランプをさとす人がいないのに、この上さらに強行派のボルトンまでいなくなればもうこの国はお手上げで、まるで「闇に包まれた中国かロシア」そっくりです。

念のため

2018年末までに辞めた主要側近は以下の通りです。このほかにも一杯いますが、多すぎるので略します(笑)。

    • 補佐官  ケリー
    • 司法長官 セッションズ
    • 国防長官 マティス
    • 国務長官 ティラーソン
    • 国連大使 ヘイリー
    • 広報官  サンダーズ

次の辞任解任候補者(あくまでも予言ですが・・・)

ボルトン安全保障担当補佐官、ポンペオ米国務長官

やってられないと投げ出す恐れがあります(笑)。

その米軍撤退条件の中に

「トルコがシリアでクルド人を攻撃しない」ことが入っており、トルコのエルドアンが反発しております(下記で引用)。

そもそもクルド人は

勝手に国境を引かれてしまったため、複数の国(シリア・イラク・トルコ・イランなど)にわかれて住んでいます。

トルコは国内でも長くクルド人を敵視していて、国外のシリアでもトルコはクルド人を攻撃してきました。

米軍から支援されているクルド人が言っています。「もし米軍が撤退するなら、我々は米軍が敵視していたシリア政府につく」。これはクルド人が、シリアでISから攻撃されていて、トルコでも迫害されているので、米軍が撤退すれば「もう反ISのシリア政府につくしかない」という叫び声かも知れません。

とは言え私は「クルド人シンパ」ではないので「ご安心を」(大笑)

ボルトンがこれに応えて「クルド人の安全を保障」という条件を出し、これにトルコが反発したわけです。あっちを立てればこっちが立たないと、これもアメリカが事情も知らずに介入したからです。


トルコ大統領、米補佐官を批判 シリアのクルド人勢力巡る発言で:ロイター 2019年1月9日 


先月2018/12 トランプ大統領は、シリアから米軍を撤退させると発表し懸念の声が上がりました。論議が続く中、国防長官〔マティス〕とIS戦略の責任者〔マガーク〕が発表に抗議して辞任しました。それ以来、大統領とその周辺は、撤退を一旦延期したようで、補佐官らは延期が数ヶ月あるいはそれ以上になる可能性を示唆しました。:米PBS NHKBS1 2019/01/07


確か私の記憶しているところでは

2018/12/14にトランプがエルドアンとの電話会談で「シリアから米軍が撤退する」と表明し2018/12/19正式に発表しました。

その後、中東を訪問したボルトンが

2019/01/06に「クルド人の安全」という条件をつけたものです。これもトランプが混乱を引き起こしたからで、もう米国内でも国外でも大混乱を巻き起こしている「老人性認知症」に近いトランプかと疑われます。もう少し混乱が小さければいいかと思いますが・・・・・・。

シリア内戦問題が複雑なことの1つに

複雑な「反~組織」が多いことが上げられます。茶道・華道・仏教など小さなお山の大将をめざす流派が多い日本と似ていますね。

ただしそんな複雑で不安定な関係の中東へロシアやアメリカが介入することが問題を複雑化させています。もっと言えば、そういう内戦を勃発させておきながら、ロシアやイランという外部からの支援を求めたシリアのアサド大統領に根源的な要因があると思います。さらにこれを混乱させたのが、反ISと反シリア政府支援というアメリカ有志連合の介入でした。

そのアメリカが

撤退するとしておきながら、すぐには撤退しないと方向を変えました。

なるほど、このようにして「介入を決意しても、やがて撤退できなくなり、ずるずると介入し続け」、それぞれが正義を偽装するのだと思いました。


シリア関係


シリア政府の

アメリカ、サウジアラビア 

味方:イラン、ロシア 


アメリカの

シリア政府、IS、イラン、

味方:イスラエル、サウジアラビア

トルコは味方のはずが、最近あやしい関係に


トルコの

クルド人、IS、シリア、サウジアラビア

味方:EU参加ならず米と不仲で、中露イランに接近

米は味方のはずでしたが、最近あやしい関係に 


クルド人の

トルコ 

味方:米

米軍は味方ですが撤退ならシリアと組むと威嚇

もともとトルコで敵視されているクルド人を米軍が支援してきたのが不思議。

一言でいえば、ISが勃興する前から、トルコ・イラン・イラク・シリアにまたがる広大な地域にクルド人は居住していました。

シリアのアサドがイランやロシアに支援を求めたシリア内戦があり、そこにアメリカ有志連合が加わったため一層不可解になってきました。

あれほど勢力を誇っていたISがあまりにも粗雑なために反IS連合によって衰退しつつありますが、まだ完全に組織がなくなったとは言えない段階なのに米軍が撤退すると言い始めたところに問題点があろうかと思います。そもそも介入した時点で、あるいはその前の内戦状態で外国に支援を仰いだアサドに問題があることは、すでに述べました。

その反IS連合にも

もともと激しい対立があり、政府軍と反政府軍があることは知られています。 


さてさて、皆様はどう思われますか。