Justice! 社会正義の実現!所得充実政策!ワクチンより検査を積極的に推奨! / 薬剤師・元参議院議員・消防団
ひらがな5文字の「はたともこ」ブログ
大変な一日 5月2日
連日、尼崎の列車事故のその後が伝えられている。事故を起した運転士を加害者として報道することに、私はいささか違和感を覚える。伊丹駅でのオーバーランを過小報告しようとした姑息さは、運転士の人間性の未成熟さとJR西日本の非人間的な組織体質を明らかに物語っているが、次第に勤務体制などのバックグラウンドが明らかになるにつれ、この事故は、起こるべくして起こったもので、運転士個人の問題ではないことがはっきりとしてきた。問われるべきは、JR西日本の安全対策の不備であって、過酷な労働を強いられ、なおかつ、過密なダイヤ運行を強制された一運転士だけを、経験が浅いからと言って責めることは非常に酷な話なのだ。
遺族の怒りは、責任回避を前提としたJR西日本幹部の言動を目の当たりにしてやり場がなく、関係のない第三者の私であっても、報道を見るにつけ胸が絞めつけられるほどの切なさを感じる。鉄道に対しては、例えば飛行機などと違って、絶対安全を信じて乗車していた私たちだが、今後はどういう心構えで乗車すれば良いのだろう。事故の尊い犠牲が生かされる十分な対策が講じられることを、とにかく願うばかりだ。
事故と言えば、やっぱり一番身近なものが自動車だ。実は今日、職場から目と鼻の先の国道2号線で、恐怖の玉突き事故が発生した。
昼下がり、やって来た顔面蒼白気味の患者さんに、具合悪そうだなあと思いながら「こんにちは」と言葉をかけるや否や、「そこで、車がグジャグジャになっとるよ」と、驚きと緊張のあまりひっくり返った声が返ってきた。ビックリ。国道2号線が1時間以上も通行不能になるほどの大惨事。隣から外科のドクターが現場に走って行く!ナースも後を追い、走る。たまたま受診していたそのナースの子どもが、母親が事故現場に向かう姿に動揺したのか「おかあさーん」と泣きじゃくる。
大型トラックに激突された軽乗用車を運転していた若い女の子は、頭から血を流し半身大怪我を負っている。見るも無残にへちゃげた車。車から彼女を出すのにも一苦労だったに違いない。信号待ちをしていた何台もの車が、玉突き事故の被害に遭う。なんとか自力で歩きながら、湿布や消炎鎮痛剤を受け取る被害者の方々。しかし、家族や知人の迎えがないと帰ることが出来ない。一様に、車が大きな損傷を負っているからだ。
昼下がりの事故なのに、とっぷりと日が沈んだ頃、一人の若い男性がやって来た。自力で歩ける程度なのだが、話を聴いてビックリ。事故現場に居合わせた彼は、即座に救急車を呼び、頭から血を流し苦しむ女性を優しく介抱し、上下線ともに不通となった道路を、警察が到着するまで必死に交通整理をし、まさに一人何役もの七転八倒の大活躍だったということだ。
怪我人が数台の救急車に分乗し搬送され、暫くしてレッカー車が到着し事故車両の撤去が終わった約2時間後、道路も無事開通したところで、彼は自らに課した任務を終え帰途についた。と、その時、脇道から一旦停止せず飛び出してきた車に、彼の車は横っ腹を激突されてしまったのだ。なんということ!!飛び出してきた車を運転していた女性は、国道2号線がいまだ通行止めになっていると勘違いしていたそうだ。それにしても・・・だ。
そして、あろうことか、その女性は、明日にも出産を控えた妊婦さんだったのだ。駄目押しは、妊婦さんの後部座席にも、別の妊婦さんが乗っていたこと。一旦停止せずに飛び出してきた車に、普通なら激怒するところだが、しかし彼は非常に責任感の強い人で、女性が妊婦であることを確認するや否や、直ちに救急車を呼び、彼女らを病院に搬送したのだ。彼も苦しかったに違いないが、最後の最後まで他人を気遣っていたのだ。ちょっと感動してしまった。
事故が事故を呼び、多くの人を巻き込んだ大変な事態が、私のつい目の前で発生した。しかし、これは、決して他人事ではない。いつ自分が加害者になるかもしれないし、また巻き添えをくらうかもしれない。統計上、連休は非常に事故が多い。行楽中の方、そして勿論そうでない方々も、十分に注意を払った運転をお互い心掛けましょう。運転も、周囲に対する配慮が肝心。利己的で自己顕示欲の強い運転は、絶対にしてはなりません。私も気を付けます。
遺族の怒りは、責任回避を前提としたJR西日本幹部の言動を目の当たりにしてやり場がなく、関係のない第三者の私であっても、報道を見るにつけ胸が絞めつけられるほどの切なさを感じる。鉄道に対しては、例えば飛行機などと違って、絶対安全を信じて乗車していた私たちだが、今後はどういう心構えで乗車すれば良いのだろう。事故の尊い犠牲が生かされる十分な対策が講じられることを、とにかく願うばかりだ。
事故と言えば、やっぱり一番身近なものが自動車だ。実は今日、職場から目と鼻の先の国道2号線で、恐怖の玉突き事故が発生した。
昼下がり、やって来た顔面蒼白気味の患者さんに、具合悪そうだなあと思いながら「こんにちは」と言葉をかけるや否や、「そこで、車がグジャグジャになっとるよ」と、驚きと緊張のあまりひっくり返った声が返ってきた。ビックリ。国道2号線が1時間以上も通行不能になるほどの大惨事。隣から外科のドクターが現場に走って行く!ナースも後を追い、走る。たまたま受診していたそのナースの子どもが、母親が事故現場に向かう姿に動揺したのか「おかあさーん」と泣きじゃくる。
大型トラックに激突された軽乗用車を運転していた若い女の子は、頭から血を流し半身大怪我を負っている。見るも無残にへちゃげた車。車から彼女を出すのにも一苦労だったに違いない。信号待ちをしていた何台もの車が、玉突き事故の被害に遭う。なんとか自力で歩きながら、湿布や消炎鎮痛剤を受け取る被害者の方々。しかし、家族や知人の迎えがないと帰ることが出来ない。一様に、車が大きな損傷を負っているからだ。
昼下がりの事故なのに、とっぷりと日が沈んだ頃、一人の若い男性がやって来た。自力で歩ける程度なのだが、話を聴いてビックリ。事故現場に居合わせた彼は、即座に救急車を呼び、頭から血を流し苦しむ女性を優しく介抱し、上下線ともに不通となった道路を、警察が到着するまで必死に交通整理をし、まさに一人何役もの七転八倒の大活躍だったということだ。
怪我人が数台の救急車に分乗し搬送され、暫くしてレッカー車が到着し事故車両の撤去が終わった約2時間後、道路も無事開通したところで、彼は自らに課した任務を終え帰途についた。と、その時、脇道から一旦停止せず飛び出してきた車に、彼の車は横っ腹を激突されてしまったのだ。なんということ!!飛び出してきた車を運転していた女性は、国道2号線がいまだ通行止めになっていると勘違いしていたそうだ。それにしても・・・だ。
そして、あろうことか、その女性は、明日にも出産を控えた妊婦さんだったのだ。駄目押しは、妊婦さんの後部座席にも、別の妊婦さんが乗っていたこと。一旦停止せずに飛び出してきた車に、普通なら激怒するところだが、しかし彼は非常に責任感の強い人で、女性が妊婦であることを確認するや否や、直ちに救急車を呼び、彼女らを病院に搬送したのだ。彼も苦しかったに違いないが、最後の最後まで他人を気遣っていたのだ。ちょっと感動してしまった。
事故が事故を呼び、多くの人を巻き込んだ大変な事態が、私のつい目の前で発生した。しかし、これは、決して他人事ではない。いつ自分が加害者になるかもしれないし、また巻き添えをくらうかもしれない。統計上、連休は非常に事故が多い。行楽中の方、そして勿論そうでない方々も、十分に注意を払った運転をお互い心掛けましょう。運転も、周囲に対する配慮が肝心。利己的で自己顕示欲の強い運転は、絶対にしてはなりません。私も気を付けます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )