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真紀子氏 VS 浜四津氏 4月21日

今度の日曜日が、衆議院補欠選挙の投票日だ。愛知1区もこれに加わる予定だったが、本当に残念なことに河村たかし衆議院議員の名古屋市長選不出馬により、結局、宮城2区と福岡2区のみ。

今夕、薬剤師業務に勤しむ傍ら、待合室のTVから流れる、各候補とも女性票獲得に躍起とのニュースに、釘付けっ。ついに、田中真紀子議員が福岡入りし、民主党候補の応援に走り回っている!!

時の周恩来首相との間で田中角栄氏が交わした「日中共同声明」を踏みにじる小泉総理の言動を目の当たりにし、真紀子氏が山拓落選に執念を燃やすことは、ある意味当然。待ちに待った真打登場というところだ。真紀子氏とホットラインの川内博史代議士のはからいかと思いきや、真相は小沢一郎副代表が頼み込んでの、いざ出陣だそうだ。川内ブログにも、真紀子氏出動のニュースが書いてある。http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/

いよいよ真紀子氏が本気になって、なんと街頭に立った真紀子氏の眼前には8,000人もの聴衆が集結したそうだ!!すごいっ。今や、小泉総理でも8,000人なんて聴衆はムリだろう。集まった全ての人がたった1人の人にでも「民主党候補をよろしく」とPay Forwardしたなら、一気に16,000票だ。真紀子氏の福岡入りは、大きくムードを変えたかもしれない!

勿論、山拓も必死だ。おととい公明党の浜四津敏子代表代行が、水面下で福岡入りしていた。街頭演説などの目立った行動はなかったが、創価学会の女性票のとりまとめに動いたことは言うまでもない。

カメラは、福岡空港に降り立った瞬間からの浜四津氏を追いかけていた。見ると、公明党ながらアッパレ、である。あんなにオーラを醸し出す浜四津氏を、私は見たことがない。想像しただけでも虫唾が走る女性スキャンダルにまみれた山拓氏に対して、内心は忸怩たる心境であっても、堂々とした風格で現地入りする浜四津氏の一言に、数千人の心が動く。これも一種の人間力だ。

しかし、最後の最後には本音を隠せなかった。記者会見に臨む浜四津氏への、「個人的に、山崎さんを支持しているか?」の質問に、浜四津氏は「・・・ええ、まあ、はい・・・」勝負あったっ!

全身全霊、迫力満点で応援演説に臨む真紀子さんに軍配!でしょ。しかも、真紀子氏の「1mの目線で政治を行なおうとしている候補をよろしくお願いします」の一言には感動した。車椅子の患者さんは勿論、背中の曲がった患者さんにも可愛いチビッコの患者さんにも、出来る限り相手の目線以下の姿勢を心掛ける私の心を一撃した。

久しぶりに、人間力に満ち満ちた2人の女性議員に心が躍った瞬間だった。真紀子氏が泊りがけで応援に出かけるなんて、直紀氏以外には考えられない前代未聞の力の入れようだ。国会でも、もっともっと真紀子氏のパワーは、生かされなければならないのだ。真紀子さん、ガンバレ!!
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こだわりの新石垣空港問題とBSE問題 4月20日

新石垣空港建設に関する沖縄県の環境影響評価書に対する小池環境大臣の意見を受けて、読売新聞はいち早く条件つきながらも建設を容認する内容だと「評価」した。少し遅れて毎日新聞が、再評価を求める環境大臣意見によって、工事の着工が大幅に延期されるかもしれないと批評した。いずれも意見書公表の15日夜のことだ。

そして今日は20日、朝日新聞は社説に「沖縄県のアセスは落第」と記した。沖縄県は、今度こそ手を抜かないで環境を守る姿勢を見せて欲しいと、結んでいる朝日の社説だが、毎日も勿論読売も、いずれの新聞も新空港建設が行なわれることを前提にしていることが、行間ににじみ出ている。しかし、少なくとも、沖縄県の環境影響評価の不十分な点を指摘した新聞があったことは事実だ。

世論の力で、このプロジェクトを正しい方向に転換させる努力が必要だ。少なくとも環境大臣は、新空港建設が環境を破壊しないとは判断できないと、明言している。このまま、世界自然遺産の登録も出来ぬまま、八重山が、中途半端な観光地に甘んじてしまうことは、非常に残念なことだ。

ところで、米国の大手パッカーのBSE検査が、いかに杜撰でいい加減であるかを知らしめる記事が、日経の商品面に掲載されている。効率の良さが価格競争力のカギを握るとあり、少ない人員で短時間に穴だらけの流れ作業をしている実態が報告されている。

・月齢判定は正確に行なえない
・除去されるべき特定危険部位が紛れ込んでいても発見できない
・サンプル採取が必ずしも無作為ではない
・ヘタリ牛すべてを検査しているわけではない
これだけ聴いても十分すぎるくらい、米国産牛肉がいかに安心できない代物なのか認識できる。

BSEによる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の脅威を知った以上、完璧な検査がなされない米国産牛肉の輸入再開なんて、絶対にあり得ない。日本の消費者の安全をとるのか、米国のポチに成り下がるのか、答えは言うまでもないが、今の政府の場合、しっかりと監視しなければ、非常に危うい。今でも、島村農水大臣の「BSE検査は世界の非常識」発言が耳にやきついている。

そして、最も恐るべきことは、特定危険部位が米国産飼料に、混入してしまっている可能性があることだ。それが日本に輸入され、日本のウシの飼料となることは、輸入牛肉の脅威にもまさる爆弾だ。しかし、驚くべきことに、島村農水大臣は、米国産牛肉のリスク評価の中で、米国の飼料規制については諮問しないと明言しているのだ。米国の「検査体制が不十分」という認識を、そのまままに受けた不作為と言える。このような島村農水大臣および政府の傲慢で無責任な対応を、看過してはならない。

あろうことか、米国産牛肉の早期輸入再開を求める120万の署名を提出した日本フードサービス協会から、島村農水大臣は二百数十万の献金を受けていることが判明している。国民の食の安全より、自己の利権を優先する政治家が、ここにも居る。木を見て森を見ない日本の体制派によって、この国は奈落の一途をたどっている。

とにかく、新石垣空港問題もBSE問題も、諦めずに私なりに出来る限り取り組んでいきたい。
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