あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

いわき革新懇/「坂の上の雲」の落とし物/桜とカナチョロ

2010年04月10日 | 日々の活動



「平和とくらしを守るいわき革新懇話会」(いわき革新懇)の第27回(2010年度)総会がありました。

昨年度の活動経過・会計報告、今年度方針・予算、役員、「普天間基地の無条件撤去を求める決議」を承認しました。

役員のうち世話人は6人の個人と11団体代表で、私は引き続き個人世話人です。

総会後は、『異評 司馬遼太郎』の著書がある岩倉博さんによる記念講演。

テーマは「『坂の上の雲』の“落とし物”―その歴史観を問う」。

司馬さんは、小説を書かなくなってからは紀行文や随筆を書き綴っていたようですが、その晩年まで、日本が隣国を植民地としていた時代の実績を評価し、歴史科学への憎悪を継続させていた事実など、文学的素養のない私も興味深く聞くことができました。

「歴史認識は政治意識の基礎になる」というのは真理だと思うので、とりわけ日本の近現代史を客観的に学ぶことは、日本の将来のあり方におおいにかかわります。

わが家の桜はまもなく開花を迎える模様。



ガサガサッ、と音がしたので何かと思ったら、カナチョロが枯葉の上で隠れたつもり(?)のよう。

声援/「かけはし」/沖縄返還日米密約

2010年04月09日 | 日々の活動



けさの街宣場所では、通勤するドライバーのみなさんからの声援が目立ちました。
バイパスから出てくる車、バイパスへ入る車、平方面へまっすぐ向かう車、その逆の車が行き交う場所です。

きょうもいちばん近い居住地党後援会の2人が出てきてくれ、「手を挙げていってくれる人が多い」と言っていました。

その後、わが家のご近所240軒ほどに通信「かけはし」と「しんぶん赤旗3・4月号外」を配布。
近所に新築の家が建ち始め、自治会の組・班も再編が決まったのですが、配って歩く先がふえることはいいことです。

「かけはし」に今回書いたテーマは「核密約」。
この日記に書き綴ったことをまとめした。

きょうは沖縄返還をめぐる日米密約訴訟で東京地裁が国に開示命令を出しましたが、岡田外相は控訴の可能性を検討する、とのこと。

自民党政治をただ引き継ぐだけで、表紙が変わっただけか、の思いがますます広がり強まるのではないでしょうか。

霜/朝の握手・拍手/「国保はどこへ」/「受診」は商品?

2010年04月08日 | 日々の活動


「しんぶん赤旗」日刊紙を配達していると、霜! 寒い!



けさの定時定点の場所は、8時に営業開始の事業所のまん前なので、8時前には終わります。きょうも住宅地党後援会のみなさんが「旗持ち」に来てくれました。

近所の事業所に出勤している職員たちが出てきてくれて、握手を求められたり、拍手をいただいたり。感謝感激です。



『国保はどこへ向かうのか』(芝田英昭編著、新日本出版社)を読みました。

第二章が高知放送記者の尾崎詩(おさき・うた)さんによる「病院にかかれない人々」のルポ。失業して国保にスムーズに移行できずに「無保険状態」にある人、保険料が納められずに短期保険証や資格証明書の人などへの取材です。

第三章は「口腔健康破壊にみる経済格差」。20台の治療台、8人の歯科医師が働く歯科診療所所長の岩下明夫(はるお)さんによる現場からの報告です。

子どもに見られる口腔健康破壊が、実は親の就労状況や経済状況に影響されていることも指摘しています。受診できる子どもたちの現実から垣間見えるわけですが、この子たちが受診できなかったら現実が見えないかもしれません。

岩下さんの報告を受けて編著者は、「歯科は一般医科に比べて経済格差が如実に反映する分野」と評しています。




155㌻に紹介されているのは、08年の勤労世帯年収別の1ヵ月当たり医療・歯科医療費の図で、お金がある人はたくさん治療が必要で、お金がない人はあまり治療が必要ではない図です。

そんなことはないのであって、実態はむしろその逆でしょう。

どうしてこんなことになってしまったのでしょう?

受診することは商品で、保険料や窓口負担金はその対価だから、対価を支払わなければその見返りの商品は売れない、という考えを国が浸透させてきたからにほかなりません。

憲法25条の生存権を具体化した社会保障としての国保を再生させる道を最後に提案しています。





朝の訴え/車の中からの目線/旧来政治延命

2010年04月07日 | 日々の活動


けさも8時前、車で通勤されるみなさんへ訴えました。

ここは、平(たいら)方面へ向かう車が並び、信号待ちとも重なって、よく聞いてもらえるかもしれない場所です。手を振っていただいたり声援を送っていただけることはもちろん、車の中からの「目線」がそんな感じです。

異常な対米従属、財界・大企業の横暴な支配という、日本政治の二つの異常から抜け出す立場にまったくない民主党では、自民党政治を変えるには至らないことが、政権交代後のたった7か月の住民のみなさんの実感です。

昨年の総選挙で自民・公明政権を退場させ、政治を変えたいと一票に託した願いの実現を担える政党はどこかを模索・探求しているのが参院選を間近にした今だと思います。

それだけに、「第三極」とか言って政界再編をあおってみたり、構造改革派の尖兵でしかない「みんなの党」を持ち上げてみたり、相変わらずの旧来政治延命を図るかのようなマスメディアの報道のありようは、そのこと自体が政治的反動の役割を果たしているというほかありません。

宣伝を終えて、後片づけ。いっしょに宣伝行動に来てくれるこうしたみなさんに支えられています。ほんとうにありがとうございます。

日米核密約/「共通の理解」「合意」/アメリカにモノが言えない

2010年04月06日 | 日々の活動



先月28日、志位委員長の「『日米核密約』に関する質問趣意書」への政府答弁に注目したい、と書きました。

ちょっと間が空いてしまったのですが、30日に鳩山総理名で答弁書が届けられました(4月1日付「しんぶん赤旗」)。

1960年6月10日に日米間でかわされた密約の本体「討論記録」について、9日の外務省の「密約」調査チームと「有識者委員会」の報告は、この記録は密約の証拠ではない、と密約を否定していました。

岡田外相もその翌日(3月10日)、「日本側は一時的立ち寄り・寄港に関するものと思っていなかった」と、討論記録は密約でないと言い張っていたわけです。

ところが今回の政府答弁は、この記録について、日米両政府の「共通の理解を記録」するもので、「不公表とすることとして両政府の間で作成された合意文書」としています。

「共通の理解」といい「合意」といい、その中身に答弁書はいっさい触れていないのですが、核兵器搭載の米艦船の寄港を事前協議の対象としないことを合意して共通の理解としたのが「討論記録」であって、密約本体です。

にかかわらずこれを密約と認めないばかりか、答弁書は「現時点において、政府としては、核兵器を搭載する米国の艦船の我が国への寄港はない」と断定するのです。

その理由がまた、「1991年の水上艦及び攻撃型潜水艦を含む米国海軍の艦船及び航空機から戦術核兵器を撤去」したから、というのです。

ところが米政府は1994年の「核態勢の見直し」で「潜水艦に核巡航ミサイルを配備する能力を維持する」としているのです。

強奪された土地につくられた世界一危険な普天間基地の無条件返還は沖縄があげて求めているのにそれも言えず、アメリカにモノが言えない民主党政権の姿が浮き彫りです。



雨降り/朝の街宣/相談の件

2010年04月05日 | 日々の活動



新年度最初の月曜日は雨降り。

それでも朝8時前からの自宅近くの街頭宣伝には、地元の党員や後援会員が出てきてくれ、傘をさしてのぼり旗を持ったり、通勤されるみなさんに手を振ってくれたり。

土曜日に相談があった件で弁護士事務所をたずねたあと、その相談の間に入った高校後輩の事業所をたずね、ご本人にも必要なことを伝えました。

後輩とは、国政やいわきの医療行政などで疑問をぶつけられたり意見を交わしたり。

夕刻からはいわき北部地域の党支部長さんたちと、参院選へ向け、具体的なとりくみなどについて話し合いました。



小名浜街宣/声援・拍手に感謝/支部総会/人間的連帯

2010年04月04日 | 日々の活動



午前中は小名浜地域7か所で街宣ツアー。

通称「鹿島(かしま)街道」沿いでは、車からのご声援もさることながら、近くの家の庭やお店の駐車場やバス停のベンチから聞いてくださり、拍手までいただき、感激です。



「打ち上げ」は小名浜港1号埠頭にある「いわき・ら・ら・ミュー」前。

ここでもまた駐車場内で聞いてくださるばかりか、宣伝カーの近くまで来て聞いてくださり、話し終えるや拍手。

どんどんと党の姿を押し出さなければなりません。

午後は地域党支部の総会に参加しました。

あたたかい人間的連帯が実感できる党づくりがテーマになり、生活感あふれる話をみんなが出し合える場を党としてつくろう、と確認。いやぁ~、いい話です。

オリエンテーション/「たましい」/県革新懇/「ふくしまの人」

2010年04月03日 | 日々の活動



浜通り医療生協の新入職員オリエンテーション3日間の最終日、前半は「社会保障と平和と私たちの仕事」をテーマに私からお話しました。

国やOECDが公表している貧困率のデータ、21世紀に入ってからの日本での社会保障費削減額が累計で8兆円を超えている図、同じく医療費や各種保険料の増、控除廃止による増税など庶民の負担増が13兆円に及んでいる表、一方で大企業・大資産家の減税は1998年以降8兆円に及ぶ図などを使い、社会保障をめぐる現実をまずはお知らせ。

そのうえで憲法が指し示す「権利としての社会保障」、不断の努力があって初めて「権利」といえることを憲法が語っていることなど、そして私たちの法人・病院・介護事業所が「たましい」としている憲法と社会保障についての概略です。



後半は、新入職員たちと理事が入り混じった「ワークショップ」。
「なぜこの職場を選んだのか」「なぜ組合員になったのか」「よかったと思うことは」などなど、文字通り老若男女を問わず、語り合いました。

午後は、福島県革新懇話会の「ふくしまの人」のインタビュー企画に同行させていただきました。



今回たずねたのは、自称「ゴミおじさん」の小林健四郎さん。インタビュアーは県革新懇事務室長の小川英雄さん。

港湾や海岸でのゴミ拾い、「環境」を考える種々の活動、小名浜人工島づくりがいわきの海岸に及ぼすであろう影響、美空ひばりカラオケなど、いかにも語りつくせない話を途中で打ち切らざるを得ませんでした。


4団体懇談/地域経済循環/種まきウサギ

2010年04月02日 | 日々の活動


JA福島中央会、福島県中小企業団体中央会、福島県商工会連合会、福島商工会議所の4団体をたずね、懇談しました、



党からは県委員長・書記長はじめ、いわぶち友参院福島選挙区予定候補、3人の県議団と来年の県議選予定候補など10人が参加しました。

需要に応じた生産という考え方の「地消地産」、大企業と中小企業の「共存共栄」を図ることが必要なのに「強存強栄」にしかなっていない現実、産業政策上の中小企業への具体的支援策の欠如、雇用問題が社会不安の元凶になっていること、新エネルギーの成長戦略が国の政策で見えず、先が見えないために投資できないなど、率直な意見交換ができ、有意義でした。

人びとが暮らす地域でお金を回すことができる「地域経済循環」の社会づくりは、どこでも共通して出されました。



吾妻小富士には福島地方の早春のシンボル「雪ウサギ」が見えます。昔から地元の農民は、これを見ることで種まきを始めたと言われ、「種まきウサギ」とも言われているそうです。

党と語る会/「成仏してね」

2010年04月01日 | 日々の活動



高橋あき子市議と市議会報告をかねた「党と語る会」でお話しました。

県知事がプルサーマルを条件つきで受け入れ表明したことについて、「自治体にお金を落としてほしいから、と地元の人が言ってるよ」、いわき市の市立病院民間譲渡をめぐって、「救急は不安、里帰り出産はできない、と市民になにもいいことはない」、「民主党の小沢さんの開き直りにはへきえき。数さえ取れればいいのか」と、幅広いテーマに必然的になる世相を実感します。

きょうは80歳で亡くなったおばが安らかに眠ることを願う一日でした。
「お姉ちゃん、成仏してね」と顔をなでながら声をかける場面が印象的でした。