あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

霜/朝の握手・拍手/「国保はどこへ」/「受診」は商品?

2010年04月08日 | 日々の活動


「しんぶん赤旗」日刊紙を配達していると、霜! 寒い!



けさの定時定点の場所は、8時に営業開始の事業所のまん前なので、8時前には終わります。きょうも住宅地党後援会のみなさんが「旗持ち」に来てくれました。

近所の事業所に出勤している職員たちが出てきてくれて、握手を求められたり、拍手をいただいたり。感謝感激です。



『国保はどこへ向かうのか』(芝田英昭編著、新日本出版社)を読みました。

第二章が高知放送記者の尾崎詩(おさき・うた)さんによる「病院にかかれない人々」のルポ。失業して国保にスムーズに移行できずに「無保険状態」にある人、保険料が納められずに短期保険証や資格証明書の人などへの取材です。

第三章は「口腔健康破壊にみる経済格差」。20台の治療台、8人の歯科医師が働く歯科診療所所長の岩下明夫(はるお)さんによる現場からの報告です。

子どもに見られる口腔健康破壊が、実は親の就労状況や経済状況に影響されていることも指摘しています。受診できる子どもたちの現実から垣間見えるわけですが、この子たちが受診できなかったら現実が見えないかもしれません。

岩下さんの報告を受けて編著者は、「歯科は一般医科に比べて経済格差が如実に反映する分野」と評しています。




155㌻に紹介されているのは、08年の勤労世帯年収別の1ヵ月当たり医療・歯科医療費の図で、お金がある人はたくさん治療が必要で、お金がない人はあまり治療が必要ではない図です。

そんなことはないのであって、実態はむしろその逆でしょう。

どうしてこんなことになってしまったのでしょう?

受診することは商品で、保険料や窓口負担金はその対価だから、対価を支払わなければその見返りの商品は売れない、という考えを国が浸透させてきたからにほかなりません。

憲法25条の生存権を具体化した社会保障としての国保を再生させる道を最後に提案しています。