あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

鳩山演説/期待と不安と探求と

2009年10月27日 | 日々の活動


「国政変革に決意」、「際立つ政策面の変化」、「財政構造を転換」、「民意が主役」。鳩山首相の所信表明演説を報じた新聞の見出しです。

これまで続いた自民党と公明党による政治は変えてほしい、という国民の期待が大きいと感じます。

一方で、「具体論欠く友愛政治」、「理念優先、道筋示さず」、「負担増の『痛み』触れず」、「鳩山演説に注文あり」。

ほんとうに政治を変えられるんだろうか、という不安もにじみ出ています。

現在の労働状況をつくり出し、総選挙の公約には掲げていた労働者派遣法の改正には触れずじまい、廃止を公約していた後期高齢者医療制度は「廃止に向けて新たな制度の検討を進める」と存続を表明、日米地位協定の改定提起、米軍再編・在日米軍基地のあり方の見直しなどを連立政権の3党合意に盛り込んだのに「日米合意などの経緯も慎重に検証する」と明らかな後退。

新政権のゆくえは不透明というほかありません。

総選挙で示された国民の期待に沿い、政治を前に進める国民的探求が始まった、という実感です。