あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

厚生局の適時調査/「ムダ」と「効率」/安心医療とは?

2009年10月23日 | 日々の活動



東北厚生局による、病院の入院基本料などにかかわる「適時調査」がありました。

簡単に言うと、保険医療機関として、国がこまごまと定めた決まりにしたがって医療を行ない、それらをすべて書類として残し、国がこれらを点検できる適正な保険医療をしているかどうかの調査です。

要するに、これまでは、国策である医療費抑制政策の具体策として、国の出先機関の職員を活用していた、と言っていいと思います。

問題は、民主党中心の政権に変わった今後、どうなるか、です。

民主党は、医療の必要のない人びとも医療機関にやってきて、医療機関は過剰な診療・投薬をし、「社会的入院」を助長するしくみが問題、として、「ムダを排除し、効率よい」医療を言い続けています。

この種の「調査」にはきわめて親和的です。医療行為をすべてコンピュータ記録に残せば、ムダがなくなり、効率よい医療のしくみになる、とすら言っています。

人の命と健康を守り、地域社会で安心して暮らせる医療を、「ムダ」とか「効率」とかを基準にとらえようとするのは、危険ですらある、と私は感じます。