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フルーティスト大久保はるかのブログです

ピアノは生きている

2016年10月08日 11時41分50秒 | Weblog
ピアノの室内移動と調律、完了しました!
 
昨日は大気の変化が激しく、調律をするそばからどんどんくるっていくクレイジーな日、とかで、調律師が頭をひねりひねり、結局4時間くらい時間がかかった。普通は1時間、長くても2時間はかからないところが倍の時間って、異常事態。
 
ピアノの調律は、低い音から順番に行う。高音域に差し掛かると、「あ、もうそろそろ終了だな」と分かるのだが、昨日は、低音→中音域、にさしかかったと思いきや、また低音に戻る、の繰り返し。「え?またその音の調律?何度目よ?」みたいなことが、数回あり、どうしちゃったのか?
 
私「室内は、塗装剤の臭いが気になるのでここ数日は換気扇を回しっぱなしにしていたのですが?」
 
調律師「換気扇は、先ほど一旦切らさせて頂きました。外の気温、湿度と中の温湿度が大きく違ったり、1日の中での大気の急激な変化があると、調律は大変です。ここ数日、どこのコンサートホールでも、すぐに狂ってきて大変なんですよ。だいたいピッチが上がるんです。こないだなんか445になっちゃって、大慌てでやり直したりしました。」
 
調律師「あらためて、ピアノって生きているんだなあ、と思いますよ。」