都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「カンノサカン個展 クォンタイズ」 ラディウム-レントゲンヴェルケ
ラディウム-レントゲンヴェルケ
「カンノサカン個展 クォンタイズ」
12/2-12/24
ラディウム-レントゲンヴェルケで開催中の「カンノサカン個展 クォンタイズ」へ行ってきました。

カンノサカンと言えば、光沢感のある支持体をバックに、自由な線があたかも空間を舞うかのように進む平面の印象が強くありましたが、今回の新作はそこから大きく深化したと言えるのではないでしょうか。
一目見て驚かされるのは、その有機的でかつ即興的だった平面に、何らかの幾何学的な図像が浮かび上がっていることです。

うねり、またひしめき合う線は時にスパッと切られ、それによって個々のグリットは別のものとして自立しています。線は全体を構築する形に支配されています。そのイメージは三次元的ですらありました。
また色も多様です。偏光パールを用いたという大作からはまさに七色の光が発せられています。ここは見る角度をかえて楽しみたいところでした。

これまでにも何度か作品に変化を加えてきたカンノサカンですが、今回ほど意表を突かれたことはなかったかもしれません。要注目です。
12月24日まで開催されています。
「カンノサカン個展 クォンタイズ」 ラディウム-レントゲンヴェルケ
会期:12月2日(金)~12月24日(土)
休廊:日・月・祝
時間:12:00~20:00
住所:中央区日本橋馬喰町2-5-17
交通:JR馬喰町駅より徒歩4分、JR・都営浅草線浅草橋駅より徒歩4分。
「カンノサカン個展 クォンタイズ」
12/2-12/24
ラディウム-レントゲンヴェルケで開催中の「カンノサカン個展 クォンタイズ」へ行ってきました。

カンノサカンと言えば、光沢感のある支持体をバックに、自由な線があたかも空間を舞うかのように進む平面の印象が強くありましたが、今回の新作はそこから大きく深化したと言えるのではないでしょうか。
一目見て驚かされるのは、その有機的でかつ即興的だった平面に、何らかの幾何学的な図像が浮かび上がっていることです。

うねり、またひしめき合う線は時にスパッと切られ、それによって個々のグリットは別のものとして自立しています。線は全体を構築する形に支配されています。そのイメージは三次元的ですらありました。
また色も多様です。偏光パールを用いたという大作からはまさに七色の光が発せられています。ここは見る角度をかえて楽しみたいところでした。

これまでにも何度か作品に変化を加えてきたカンノサカンですが、今回ほど意表を突かれたことはなかったかもしれません。要注目です。
12月24日まで開催されています。
「カンノサカン個展 クォンタイズ」 ラディウム-レントゲンヴェルケ
会期:12月2日(金)~12月24日(土)
休廊:日・月・祝
時間:12:00~20:00
住所:中央区日本橋馬喰町2-5-17
交通:JR馬喰町駅より徒歩4分、JR・都営浅草線浅草橋駅より徒歩4分。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
SEARCH
CATEGORY
展覧会(2243) |
内覧会(215) |
ギャラリー(1024) |
美術一般(359) |
美術作品(82) |
記者発表会(15) |
寄稿・更新情報(63) |
レクチャー@展覧会(33) |
WEBで見る展覧会(26) |
カフェ@美術館(11) |
行楽・旅行(99) |
コンサート(120) |
クラシック音楽(120) |
映画(16) |
書籍・書店(54) |
演劇(2) |
お知らせ/その他(63) |
予定と振りかえり(297) |
ブログリンク(1) |
このブログについて(1) |
RECENT ENTRY
RECENT COMMENT
nerotch9055/『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』 森アーツセンターギャラリー |
nerotch9055/『山本基 時に宿る – Staying in Time–』 YUKIKOMIZUTANI |
genkidase/画家、佐伯祐三の回顧展が東京ステーションギャラリーにて開かれています |
nonnonnowaqwaq/画家、佐伯祐三の回顧展が東京ステーションギャラリーにて開かれています |
nerotch9055/『江口寿史イラストレーション展 彼女』 千葉県立美術館 |
さなえ/青森の美術館をめぐる旅:十和田・青森・弘前 Vol.2青森県立美術館・国際芸術センター青森 |
nerotch9055/絵本作家、かこさとしの展覧会がBunkamura ザ・ミュージアムにて開催されています |
うりぼん/『彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動』 町田市立国際版画美術館 |
aoikitakaze4390031/ウィークリーブック『隔週刊 古寺行こう』 小学館 |
onscreen/2022年上半期に見たい展覧会5選 |
BOOKMARK
artscape |
artgene |
art-it |
Internet Museum |
Kalonsnet |
Pen-Online |
Tokyo Art Beat |
アートアジェンダ |
イロハニアート |
東京アートカレンダー |
国立美術館 |
文化遺産オンライン |
CLASSICA |
ぶらあぼ |
ブログリンク集 |
楽活 |