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「アニマル・ガーデン」 オオタファインアーツ

オオタファインアーツ中央区勝どき2-8-19 近富ビル4階B)
「アニマル・ガーデン」
10/14-11/15



古美術と直近の現代アートが「動物」を介して響宴します。オオタファインアーツでの「アニマル・ガーデン」へ行ってきました。



上に掲載したDM画像などを見れば一目瞭然です。そこでは古代中国の「漢緑釉犬」と、杉本博司の「ダチョウとイボイノシシ」が隣り合わせるかのようにして紹介されています。つまりこの展示は、同画廊所蔵の古美術、もしくは江戸絵画などの作品を、これまた同じく所属の現代アート作品と、画廊という同一の場に並べて見てみるという企画なわけです。可愛らしい犬が水辺でのんびりとくつろぐ応挙の「狗子図屏風」の前では、草間のカラフルな犬のオブジェが吠えたて、森狙仙の屏風の向こうには、長沢蘆雪の虎や若冲の鶏を横目にした立石大河亞のシュールな虎が『分解』されています。時空を超え、多様に表現された動物たちがここに集いました。その組み合わせはなかなかスリリングです。



重厚なソファやカーペットの他、観葉植物を並べた邸宅風の展示空間そのものも魅力の一つでしょう。居心地も良く、ついついソファに腰掛けて長居してしまいます。



意外にも画廊としては、これまでになかった企画と言えるのではないでしょうか。この試みにまずは拍手を送りたいです。

次の土曜、15日まで開催されています。
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