北京は今まさに短い秋を迎え、一番過ごしやすい季節です。
が、去年の今ごろはデモやらなんやらで緊張の毎日でした。 特に去年の今日、９月１８日は多くの日本人が外出を控え、静かに過ごしたのではないでしょうか？
で、今年。９月１８日。
テレビでは案の定。
このテーマ。
幼いころからの教育なんだな・・・と思いながら、しばらくこのＣＣＴＶ（中国中央テレビ）のニュースを見て、次に北京テレビのチャンネルにかえてみたところ。
？？？？？
・・・・・なんで？
なんで、山口百恵！？
てっきり各テレビ局こぞって９．１８の話題を流していると思いきや、北京テレビ。
まさかの。
山口百恵ストーリー。
番組の最後には。
「山口百恵はあの時マイクを置くという選択をした結果、今幸せな人生を送っているのだった・・・」
とのしめくくり。
・・・・・って、なんだ？なんだ？
めっちゃいい話で終わって、朝からほっこりしてしまったじゃないか。
う～ん、わからん。
ようわからん。
ただ。
私が見た限りではありますがテレビ局全体を通して、強烈に反日をアピールする報道が少なかったような・・・。
去年は外出するにもいちいちビクビクしていたけど、ここ最近は。
パクテーがとっても美味しい、
このローカルなお店の青年がにっこにこ満面の笑みで、しかもしかも片言の日本語を使って接客してくれて、とにかくこういうことに慣れていない私は。
それだけで、うるうる。
昨日訪れた胡同界隈のカフェでも、私たちが去る時にオーナーの男性が。
「ありがとう！」
と見送ってくれて、これまたびっくり＆うるうる。
他にお客さんがいないのをいいことに、日本語で思いっきりしゃべっていたにもかかわらず、にっこり見送ってくれるなんて・・・。
そういえば。
マンションのドアマンの青年が、ある日いきなり。
！！！！！
えぇ～！！！！！？？？？？
日本語？ ニホンゴ？？
私の住んでるマンションの住人は圧倒的に欧米人が多いので、中国語＆英語が基本。
というわけで住んで１年９か月、初めて耳にした日本語に感動っ！！！
・・・・・していたら、間髪入れずに彼、一言。
「サヨナラ～」
・・・・・早っ！！！
「コンニチハ」から「サヨナラ」までの間がおっそろしく短かったけれど、日本語を覚えてくれたんだな～、そしてそれを使ってくれたんだな～と思うとまたしても、うるうる・・・。
もちろん緊張感は常にあるし、いつ嫌な思いをするかわからないここ北京だけど、私の周りは偶然にもうるうるモードになっていてとっても嬉しい毎日なのでした。
良い人もいれば、どーしようもないヤツもいる。
大半の人は普通に良い人ですよね。
先日、淀川でおぼれている子供を
命懸けで助けたのは
中国人の青年でした。
かっちゃんさんの近くに
こんな温かい人達がいて良かった
日々どんな嫌な思いしてるんだろうって
いつも心配してましたから・・・。
しかし、なぜ今『山口百恵』
そろそろ だよなぁ～。。。って。。。
ちょっと 警戒していたんです。
かっちゃんさんが 去年みたいな イロイロに
巻き込まれたら、やだなぁ。。。って。。。
そこへ、まさかの 山口百恵さんっ！
ちょっと安心しました。今年は、そちらの
お国の偉い人たちは、他にやるコトが沢山
あるように、見受けられます。多分このまま
地味に やり過ごせる風情。。。デスよね？？？
ニュースで穏やかだったと知って、ホッとしました。
政治的な問題は簡単に解決しないとは思うけど、
普通に暮らす人同士は仲良く、穏やかにお付き合いしたいですね。
いつもご心配してくださって、有難うございます。ほんとに嬉しいです。
どの国にも優しい人はいるんですよね。反対もそうだけど。
淀川のニュース、私も見ました。夢中で助けてくれた勇気に感謝の気持ちでいっぱいでした。
日中友好に・・・と語っていた彼の言葉も嬉しかったなぁ。
嫌な思いをすることはあるけれど、こんな風に優しい人に接するとそんなモロモロが吹っ飛んじゃうくらい嬉しくなります(*^_^*)
今年はほんとに平穏で、９月に入ってから「あれ？ そういえば去年はもうそろそろ緊張した雰囲気だったような・・・」と去年のブログをチェックして確認したほど。
とは言えこの日はどうかなと心配しましたが、何事もなく静かに過ぎて安心しました。
ご心配いただき、ほんとにほんとに有難うございます(*^_^*)
こういう日に山口百恵さんというのは全くの想定外でしたが、なんだかほっとしました。
多少なりとも緊張を緩和しようという狙いがあったのかな・・・なんて考えるのは楽観的かな？
山口百恵さ
有難うございます！
念のためこの日は外出を避けたのですが、ほんとに何事もなく静かに過ぎたのでほっとしています。
去年のように緊張した空気になると、普段はあまり反日を意識しない普通の人でも、小さいころから教育で植え付けられた自分の中にある反日意識が刺激されるのか、一気に日本人に対する反発が強まってしまうんですよね。
せめて、友好的に接してくれるこちらの人々とは、どんな状況になってもよい交流を続けていきたいです。
(昨年街中は大変な事になっていたけど…)心優しい中国人も沢山居る事を偶然見つけたこちらのブログで教えて頂き、
一人暮しで中国語も2,3フレーズしか出来ない私だったので現地のニュースを見ても分からずNHKで報じられる
北京大使館前の様子や今日は何千人デモに参加している…という日本側からの見解しか分からず不安な日々を過ごしていましたが、お陰様で今でも中国は好きなままでいられています。
今年は穏やかだったと色々な媒体で確認し、遠方からですが安心いたしました。
海外生活が長い私で時々忘れがちですが、海外に住むということは他所様の国にお邪魔させて頂いている、という気持ちを常に忘れたくないですね。また二国間で何があるか分かりませんが、北京へ出張があれば緊張しつつも昨年は殆ど何処にも行けなかったので、次回はもう少し街中を歩いてみたいものです。
長くなりましたが、これからもお元気で北京滞在を安全にエンジョイなさってくださいませ。
９月に入ってから、そういえば去年の今ごろは・・・と、自分のブログを読み返していた中で、ととろさんのことも思い出していたところでした。コメント有難うございます。
中国への印象が好きなまま・・・というのは、この１年の二国間の状況を考えると素晴らしいことですね！
国単位とか大きなくくりで見ると、私も時々マイナスイメージの方が大きくなってしまいそうですが、自分が実際に接するこちらの人々の温かさのおかげで、好きなままでいられるのだと思います。
おっしゃる通り、あくまで私たち外国人はここにお邪魔させてもらっている、その気持ちを忘れず謙虚にかつ自分の目を信じて、こちらでの生活を大切に過ごしたいと思います。
ととろさんの次回の北京出張、今度は街中も散策できる楽しい時間となりますように！