北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

北京で『エジプトミイラ展』 

2021-09-05 16:27:50 | 北京暮らし おでかけ編(博物館)

 

前回の続きです。

 

 

中国における最大規模のエジプトミイラ展。

 

100点以上もの展示の中から気になるのをすこしご紹介します。(フラッシュ、三脚を使わなければ撮影OKでした)

 

 

 

パピルスに書かれた内容は、紀元184年にギリシャ文字で書かれた“覚書”。

内容は、帝国の資金使用状況!

 

 

 

こちらのパピルスは・・・。

公共浴場の税の領収書!

 

当時公共浴場は富裕層のギリシャ人が集うスポットだったらしく、これはその公共浴場の所有者が支払った税金について書かれているそうな。

 

 

もしかしたらすごい歴史的事実が書かれているのかと思ってたけど、なんか一気に身近に感じてしまった。

 

 

 

 

それではいよいよ、ミイラの登場です!

まずはミイラの仮面から。

 

 

 

 

額の部分にご注目。

目の形のものがついていて、これがお守りの役割を果たしているそうです。

 

 

 

 

女性のミイラ。

頭の部分にギリシャ文字で本人の名前が記されています。

金色のお面はローマ風の髪型と首飾り、一方、体を包んでいる布にはエジプトの神様の画、そして象形文字が記されているそうです。

 

 

 

 

紀元2世紀ころの男性のミイラ。

 

 

 

 

ちょっと見えにくいのですがこちらの布の上に描かれているのは、エジプトのお葬式の風景。

 

 

 

女性のミイラ。

周りにはたくさんの名もない神々が描かれ、亡くなった人を守っていると考えられています。

 

 

 

 

こちらのミイラにもたくさんの画。

人の頭部をもつ鳥の画とか翼を持つ女神とか、象形文字で書かれたお経とか。

これらすべてが死者を守る意味合いがあると考えると、当時の人々の気持ちが伝わってくるようでした。

 

 

それでは最後に、現代科学が暴いた(?)エピソードを。

 

 

 

 

こちらのミイラ。

精悍な男性のお顔が描かれていますが、CTスキャンで調べたところミイラに贅肉がみられ、おそらく生前はぽっちゃり体形、つまりお写真の男性のような顔ではなかったんちゃうかな~とのことでした。

 

2000年もたって事実がばれちゃうとは思ってもみなかったやろなぁ・・・。

 

 

 

 



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