こまこまリサイタル

今日はピアニストこまこまの初めてのジョイントリサイタルでした。ジョイントリサイタルって、だいたい２人でやる感じで、今日も同じ門下生のピアニストさんと一緒でした。

曲は知らないものが多かったですが、思ったより演奏に集中して聞けました。今日はこれで（初めてのという意味で）オッケイでした。そしてこれからもっともっといろいろな面で伸びてね、という期待がとても持てる、そして二人の雰囲気のよさというか、人間性のよさがよくわかる演奏会でした。

最初から上手くても嫌いな人の演奏は嫌いなので、そういうのはお義理でも行きません。でも今日のは普段からのこまこまのピアノに取り組む様子を知っているし、ジョイントとは言え、初めてのリサイタル。なんとか応援してあげたくて、（リサイタルが普通のコンサートと違うのは前にも書きました。）２時に会場へ行ってしまいました。行けばそれなりに用はあるもので、雑用を引き受けさせてもらいました。そんなことをしても、演奏が「これっきりにしてちょうだい」では、気持ちよく帰れません。でも次はどんな風に成長したピアノを聞かせてくれるかなという期待をたくさん持たせてくれる内容だったので、「初めて」という意味では大成功だったと思います。楽しかったです。

そして、早く会場入りしてよかったもう一つは、こまこまの先生とお知り合いになれたこと。見た目涼しげな先生なんですが、しゃべると熱い。きっと演奏もおもしろい演奏なんだろうなぁと思いました。ぜひ一度聴かせていただきたいです。

また、他にもこまこまさんの友人のみなさん、狭い世界なので面識はあるのですが、ゆっくり話をしたことがなかったので、打ち上げでなにかとお話できてよかったです。

アミューズのみなさんも大勢きてくださり、またN先生も、みなさん心打たれた部分を持って帰ってくださったので、大きな声で宣伝した私としては、実は本人よりうれしかったりします。

それにしても、この会館。市内にある、とある宗教団体の一階ロビーなんですが、広く音楽を皆が楽しめるようにという趣旨で、無料で貸してくださっている。その上、チラシや運営もしてくださっている。本当にありがたいことです。今日は会場の運営をしてくださる人の中からは、楽しくいい演奏をしてほしいという気持ちだけが見えて、よくある宗教色の強い押しのようなものは何一つ感じませんでした。そういうホールであったので、ぜひ今後も若い人が、こういう機会を利用させてもらい、どんどん演奏する機会をもてるのは、ありがたいことですし、とても意義あることだと思います。