Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

一日たって

2021年04月24日 13時44分57秒 | Weblog

その時間、鯛のかぶと煮してたんじゃなかったです。

師匠が亡くなった時、正確に時間を考えると歌の練習終わりくらいでした。

こちらの14時48分なので、ピアノしまって、帰り支度をしている時です。

ゆっくり思い返せば、

もうピアノのふたは閉めたのに、まだなんか歌いたくて、

で、口から出た曲が、10年どころか20年以上歌っていない、

もう歌えもしない、あるオペラのアリアで、

なんで急にこんな曲を思い出すのだろうと不思議に思いましたが、

発声にもよさそうなので、ほんの数分歌いました。

それがこんな曲

Leise, leise,
Fromme Weise!
Schwing dich auf zum Sternenkreise.
Lied erschalle!
Feiernd walle
Mein Gebet zur Himmelshalle!

こんな訳です。

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静けきかな、静けきかな

敬虔かな!

星まで舞い上がれ。

歌よ響け

私の祈りよ、天へ届け!

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たまたま思いついて口から出たのでしょうが、内容としてはビンゴでした。

新聞社へ電話したり、いろいろな人に連絡して、なんだかんだともう午後です。

今日、明日はすべての予定をキャンセルして、ちょっとばかり気持ちの整理をしたいと思います。

散歩行ってきます。

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師匠が亡くなりました

2021年04月24日 01時32分12秒 | Weblog

今晩、ドイツの師匠の奥様から電話。

指揮者の抜井厚氏が亡くなったと連絡がありました。

奥様に「悪い知らせです。気持ちしっかりして聞いてください。」と言われましたが、

師匠本人ではなく奥様から電話がきたら、それは悪い知らせなので、最初にすべて察しました。

音楽、なかでもウィーン音楽をやっていく上で、一番大きな影響を与えてくださった師匠なので、

ショックは大きく、先ほどから歯磨きもできるし、布団も敷けるのだけど、目から水が止まりません。

寝ようと思っても眠れないので、書いています。

目の前にある写真立ての師匠を見ることができません。

4月21日朝ドイツ時間の7時48分にご自宅で奥様とお嬢さんに見守られながら。癌でした。

その頃私、鯛の刺身にするか、兜煮にするか悩んでいる頃でした。

2日たっているのに、まだ夢にも出てくれません。

きっといつものようにあきれているのでしょう。

教えてもらったのはクレッシェンドとリタルダンドとあと何個か。

それで30年音楽で遊ばせてもらえるようになったのだから、感謝です。

気が落ち着いたら、またいろいろ書きたいと思います。

とりあえず電気消して布団に入ります。

 

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