「頭の中のおしゃべり」という言葉をご存じでしょうか?
演奏会前はずっと頭の中でコンサートしてますし、
そうでない日は、日常のちょっとした目に入ってくるきっかけや、
思いつく単語をきっかけに、頭の中で架空のストーリーや、予行練習などが始まります。
こんな風に書くと、変な人ですが、
台所仕事を短時間で済ませるために、「次はなにをして」と考えるとか、
明日、プレゼンがあるときに、頭の中でシュミレーションするというとなんとなく理解してもらえると思います。
で、私の場合は、それが24時間仕様でした。
何も考えない時間がない。
だからいつも忙しい。
それも頭だけ。
ところが、この間、ある動画で「頭の中のおしゃべりを止める」
「止まらない、止められないと思っているでしょうが、ただ止めるのです」というのがありました。
そんな簡単には止まりませんが、短時間なら止められるようになりました。
だから、歯磨きの時は歯磨きのことを考え、
食事を噛んでいるときは、書くことに集中できるようになってきました。
たった3分の歯磨きの時間に、膨大な情報を頭の中で練りまわしている自分がいました。
今は、歯ブラシと歯の間の動きに集中します。
それでも、ふとしたきっかけで、明日の予定を考えてしまったりします。
今までは、味がわかると思って食べていたので、忙しい時は、そうでなくても、
食事の際に、PCでテレビもついているし、ゲームもしているし、並行して原稿の内容考えて、
それを誰かに説明している日本語を思い浮かべながら食べている自分がいました。
頭のおしゃべりを止めて、集中すると、テレビ消さないと食べることができません。
邪念が入るので、目をつむって食べることも多いです。
パンの小麦の味がよくわかります。
買っているお米が以外にまずいのがわかります。
噛んでもお肉の味がしないお肉がありました。
そして、後悔します。
あの時どこそこで食べたあれ、もっと集中して噛んだらよかった!